やりたい100の事 〜②社会人になっても〜
①からの続きです。
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◼︎社会人になっても
周りの友達はこうなりたいなどの夢を語っていたが、私だけはずっとどうしようと考えていた。
ひとまず、スポーツ販売系の会社を受けたのだが結果は思わしくなく、就職浪人を覚悟していた時、講師として来ていた方からアルバイトのお誘いを受けた。
数日後、アルバイト中にその方から免許の有無や出身地など不思議な質問が続き、3つ目の質問で、
「明日から沖縄行ける?」
その2日後には、沖縄の地に足を踏み入れていた。
6年ほど沖縄で過ごし20代半ばになった頃、色々とキッカケはあったのだが、転職を決意した。
しかしながら、お察しの通り先々を考えない性格のせいで、貯金もなく引っ越し費用も捻出できなかった。
そこで、まずは引っ越し費用を稼ぐために住み込みで数ヶ月働ける環境を探し、兵庫県城崎温泉のとある旅館で働くことになった。
働きながら仕事を探し2ヶ月が経つ頃、都内の販売系の仕事が見つかり、数年ぶりに都内に戻ってきた。
そこでも、何を目指すわけでもなかったが、ひとまず目の前の仕事には一生懸命取り組んだ。
その結果、着実に昇格し現在の社員という立場までゆっくりだが歩いてきた。
◼︎驚き
そんなある日、この「やりたい100の事」をふと思いついたのだ。
するどどうだろうか。
目の前が明瞭になると言うか、心が軽くなると言うか不思議な感覚に陥った。
特に大きな「夢」「目標」なんてものは多くあげてはいない。
日常の小さな事でも良いのだ。
今まで考えていた「達成感」というものは、ある程度大きな目標をクリアした時に感じられる物だと考えていた。
しかしそれだけではなく、日々の小さな目標の積み重ねであっても、それに近いものを感じられるのだとこの歳になって初めて気付かされた。
以前、別のタイトルでも触れた「自己肯定感」などにも関連する。
小さな事でも良い。
自分自身を享受し讃える事で、ある程度のストレスからも解放される感覚があった。
「予定を立てる、目標を立てる」
20年以上苦しめられたこの問題に、微かだが光が差し込んでくる感覚があった。
日々の小さな目標は、日々の小さな行動や考え方にも変化をもたらした。
「言霊」なんてのはよくいった物だ。
考えを言語化する事がこんなにも力を持つとは考えもしなかった。
結果脳内が整理され、このスマホの中のメモ帳に「脳内メモリ」の一部が移行された感覚だ。
脳内メモリに余裕ができた分、単純に別の事を考えたり受け入れる余裕が出来たのだ。
仕事の出来る人や経営者は多くの人が
「メモ魔」
なんてことも聞いたりするが、
考えや悩み、やる事をアウトプットしておく事が、頭の中の容量に常に余裕を持たせる習慣
だと考えると確かに頷ける。
◼︎余談
まさか、たかがやりたい100の事を書き出すだけで、自分自身にこんなにも変化が起こるとは予想だにしなかった。
人間とは、脳とは面白いなとつくづく思う。
ここでもう一つ感じたことは、やはり「まずやってみる」という事だ。
やってみることで、無意識のうちに自分の中で立てていた事前予想との照合が行われ、「実績」として蓄積される。
もちろん、全てにおいてではない。
何も考えずに取り敢えずやってみよう、だけではうまく行かないこともあるだろう。
だが、時折実践してみると面白い変化に気付くキッカケになるかもしれない。
あくまでも私の見解ではあるが。
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Hajime
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