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未成年者でも簡単に株式会社を設立することができる?

たまにネットで、「在学中に会社を立ち上げました」とか「高校卒業と同時に仲間と会社を作りました」といった書き込みを目にすることがあります。

実際、法律が改正され資本金1円でも株式会社を設立できるようになったので、若くして会社を立ち上げる人が増えているようです。

皆さんの中にも、未成年者の方で

「自分も株式会社を作って会社経営をやってみたい」

と考えている方もいるでしょう。

ただ、1つ言っておきたいのは、

「未成年者が株式会社を設立するのはとても面倒くさい」

ということです。

たしかに、未成年者でも発起人や取締役になることができるので、未成年者一人でも株式会社を設立することは可能です。

ただ、未成年者は基本的に一人で法律行為をすることができないので、ことあるごとに親権者の同意書や委任状などが必要になります。

これらの書類を忘れると、手続きが進まないので、会社設立にかかる時間も通常よりかなり長くなります。

また、設立できたとしても、経営者が未成年者の場合、取引相手を探すのもハードルが上がります。

どうしても、会社を経営したいのであれば、親の名義で会社を作ってもらい、自分が代表取締役に就任する、または、司法書士や税理士に丸投げする、という方法を取る方が効率的です。

ただ、司法書士や税理士に依頼すると、数万円から10万円前後の報酬を支払わなければならないので、注意しましょう。




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