話し方の極意 メンタルモデル②
以下の記事の続きです。前回の記事で、メンタルモデルの説明やメリットをお話しているので、ぜひご覧になってからお読みください!
メンタルモデルの作り方
Stepは2つあります。
Step1 話の冒頭に何を話すのか、一言で伝える
Step1は、「これから話す内容を一言でまとめる」ことです。
例えば、「今から毎日運動をするべき理由を3つ話します。」と伝えます。このように伝えることで、聞き手の頭の中に、(『毎日運動するべき理由3つ』)というメンタルモデルが形成されます。そのメンタルモデルをもとに、次に来る情報は、『3つの理由』と予想します。なので、話し手が、理由を述べると、聞き手にスムーズに理解をしてもらえます。
Step1については、そんなの当たり前じゃん!と思う方もいらっしゃるでしょう。そんな方はぜひ、ビジネスシーンだけでなく、雑談の際にも意識してみてください。
「ちょっときいてよ~~!」は、厳禁です。相手の貴重な時間と集中力を奪う殺人的行為です!
私自身も、プライベートで意識することで、常にメンタルモデルを意識できるようになりました。
Step2 話を区切って見出しを伝える
Step2は、「今何を話しているのか、話の所々で入れる」ことです。
冒頭で何を話すのか伝えても、話が長くなると忘れられます。ですので、話の要所で今はなしている内容を一言で伝えましょう。
例えば、先ほどの例を用いると、
「毎日運動するべき1つ目の理由は…」「毎日運動するべき理由の2つ目は…」と、伝えましょう。
これを行うことで、聞き手のメンタルモデルを更新し、維持し続けることができます。
この2つを行えばメンタルモデルは完璧作れて、話は絶対に伝わる!というわけではありません。
注意点が3つあります。
注意点① 一度メンタルモデルを作ったら壊さない
メンタルモデルは話し手の話の内容によって簡単に壊れてしまうので、注意が必要です。
最初に作り上げたメンタルモデルと全く関係ない話をすることで、簡単に壊れます。主旨と合わない話は厳禁です!
どうしても脱線したい場合は、「ちょっと脱線するんですけど」と前置きを伝えて、話し終わったらすぐに本題に戻りましょう。
注意点② 事前準備を怠らない
紙やメンタルマップで、自分の話したい内容を整理しましょう。自分の中で話す内容を整理しきれていないと、相手には伝わりません。
ビジネスシーンでは、会議前や打合せ前に議題について、話したい内容を整理しましょう。
整理を行い、相手にどんなメンタルモデルを描いてもらうのか、考えておきましょう。
注意点③ 相手の反応を見る
会話の最中は、相手の表情や動作に注目しましょう。
もしわかっていなさそうな怪訝な顔をされたら、補足してあげましょう。腕を組んでいたら、相手はあなたの話を全く受け入れていません。分かりやすい具体例などを伝えてみましょう。
以上が、メンタルモデルのお話でした。
今日からすぐに使える方法です。
簡単で、話も伝わって、自分の評価も上がるなんていいことづくめじゃないですか?
ぜひ使ってみてください!
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