中学受験の勉強はいつから何から始めるべきか?
中学受験の勉強は、いつから初めてなにからするか?
中学受験の準備は、本人の気持ちが受験に向いてからの方がいいでしょうが、タイミングを逃してしまってはどうしようもありません。
一般的には「小学4年生になる前、小学3年生の2月頃」がいいと言われています。
通常塾では、新4年生から中学受験対策のカリキュラムが組まれています。
そのため、春期講座で復習と基礎固めができるように、準備期間として小学3年生の2月から入試対策を始めることで、4月にいいスタートを切れると考えられているのです。
受験の体制に入る小3の2月までの学習
特に重視しておきたいのは、「読み・書き・計算」です。
①国語
国語の教科書を使いスラスラと読めるようになるまで音読の練習をしましょう。
読解力や語彙力を身につけることは、国語だけではなく算数の文章問題や他の科目を理解する力にもつながります。
また、漢字は書き順を正しく守って、丁寧に書く習慣をつけてください。正しい書き順で丁寧に書く習慣のある子どもは、字がきれいで読みやすいです。
②算数
低学年は計算力がつけられるかどうかが勝負です。
くり上がり、くり下がりのたし算ひき算、かけ算の九九、あまりのあるわり算がスラスラ解けるようにしておきましょう。
座学より大切なこと
学習というとドリルやワークブックなど、紙に書くことや、最近ではタブレットを使ってアプリで学習といったイメージがあるかもしれません。
しかし、小学生にはそのような受け身の学習でなく、自然から学んだり実験をしたりという体験から学ぶことの方が身になります。
小学生のうちにいろいろな音楽や美術に触れることも大事ですし、書店に行けば、子どもが読みやすいように書かれたお金の本や政治の本がたくさんあります。
このように、小さいうちから世の中のことにたくさん触れておくことが、その後の入試対策において力になります。
親も子どもと一緒に学ぶことで、子どもの知力を育てることになります。
受験・非受験を問わずお勧めする学習法
小学校の低学年までに、パズルや積み木などの手先を使う遊びを行っていると、算数はもとより国語力の高い子どもに育ちます。
特に年中から小1頃までに始めると、中3時にはかなり偏差値の高い子どもに育ちます。(当塾で小1までに学習を始めた子が、中3時の模試では95%が偏差値60以上、36%が70以上という結果を出しています。)
また、同時に四字熟語や音読を通じて語彙を増やすことは、その後の学習において大変効果的です。
この時期に必要なことは、自分で考えさせること、調べさせることです。
しかし、同時に自己表現ができる年齢なので、親がどう接するかで子どもとの関係が変わってきます。
親も子どもも成長できる時期なので、うまく関わっていけるようによく子どもをみてください。
5・6年生から中学受験の勉強を始めるのは手遅れか?
始める時期は小5や小6でも遅すぎることはありません。
ただし、小3の2月から始めた子に比べると、圧倒的に時間が足りませんので、しっかりと学習時間を取る必要があります。
私の塾にも小6から初めて見事に希望校に合格した生徒がいますので、何より本人の「絶対受かりたい」という気持ちが大切です。
中学受験の勉強のスタートが遅れた場合は、自分で勉強をして追いつくのは至難の業なので、本人の学力を測り効率よく学習できるよう計画を立ててくれるサポート体制が必要です。
また、受験校により出題傾向が大きく異なりますので、個別指導で本人の学力と受験校との橋渡しをしてくれる塾を選ぶことをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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