#013 オーディション 服装のチョイス by Ko Iwagami
割引あり
「服に着られる」のはやめよう
キャスティングから、オーディション参加/セルフテープ撮影の際の服装指示として「役のイメージに合わせた服装で」と言われた場合、結局のところ何を着れば正解なのだろうか?
逆に絶対に避けてほしいのが「服に着られてしまっている」パターン。つまり、役設定を意識しすぎて、かなり無理をしてスタイリングしてしまっているケース。それをしてしまうと、あなたと役の間に違和感が生まれて、単純に見る側の気が散ってしまい、お芝居に集中できなくなってしまう。そして、良い意味でも悪い意味でも、服装の印象がついてしまい、拭い去れない。
服装は「演技モード」のスイッチ
役設定に合った服装は、俳優が演技モードになるために、肉体的にも感情的にも影響を与えることができ、それは見る側においても同じ。ビジュアルから受ける印象は非常に大きいため、慎重かつシンプルに選択してほしい。極端な例だが(でも結構いる)、刑事が容疑者をゴン詰めするシーンなのに、タンクトップ&ビーサンで来られてしまったら、そこには相反するビジュアルが存在してしまい、演技に集中できない。それどころか「この役の役割やシーンを本当に理解できてるのかな?」と不安になる。
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