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バックパックin🇮🇳5日目②

ジャイプール→ジョードプルの列車のチケットを取るために私たちはアグラ駅は向かった。

デリーやバラナシの駅では外国人専用のチケット窓口があり、そこでチケットを取得するのが主流だったが、アグラにはそれっぽい窓口が無い。

チケット売り場も英語ではなくヒンディー語が多く使われており、分かりづらい。

1日目の詐欺に遭ってからインド人を信用しきれなかった私たちは、インド人に聞くということを恐れていた。

しかし、この状況はやむを得ないと思い、一番信用できる駅員に外国人窓口について聞くと、『向こう側だ』とだけ言われ線路を渡り反対口に向かった。

しかし、反対口は閑散としておりそれっぽいものはない。

そこでインフォメーションを見つけ、訪ねるとまた向こう側と言われ、線路を渡り戻ってきた。

これを何度か繰り返され、警察っぽい方に訪ねると電車の時間や番号を調べ、最適なプランを紹介された。

ここでも信用し切れていない私は、相方に『また同じ手口で詐欺られるかもしれない』と告げると相方も内心そう思っていたらしい。

本当に雰囲気も空間も全て似ていたのだ。

そんな心配の意味なく、チケット売り場までしっかりと送ってくれた。

もう何を信じればいいのかわからない状況だった。

さらに、チケット売り場は最初に場所を訪ねた所。

どれだけテキトーに案内してんだよ!と内心思っていた。

ともあれチケットが取れると思いながら窓口へ並ぶとここでもインド人の国民性を知る事となる。

待つのが嫌なのはわかるが本当に強引に割り込んでくる。

しかもそれを争って喧嘩を始める。

その隙を見て他のインド人が抜かす。

言い方は悪いが本当にセコいし上手い。

そんな光景を目の当たりにしながら、窓口で対応してもらうが、列車は全て座席が埋まっており予約ができない状況に。

列車での移動を諦め、夜行バスの予約をジャイプールで取ることにした。

そしてアグラからジャイプールへ列車で4時間程かけて移動した。

ジャイプールに着いてからまず、チケット売り場までオートリキシャで向かった。

私はしっかり下調べをし、場所も把握していたが到着した先はまたも詐欺られるんじゃないかと思うくらい同じような旅行代理店。

運転手と仲良くなっていた相方はなんの疑いもなく、入ろうとしたところは私は必死に止めた。

すると運転手もそこのグルだったのだろう。

焦って私を説得し始める。

しかし、行きたいところと違うと伝え、目的地までしっかり送ってもらいお金を払い帰らせた。

その時の顔と態度は最初に乗った時とまるで違ったため、確実にハメられるところだった。

1日目の経験があったからこそ、ここでも回避ができたと思う。

リキシャで勝手に代理店に連れてかれる手口には本当に気をつけてほしい。

そして、無事にバスのチケットを取り終えるとバラナシで出会い、ジャイプールに向かうと言っていた女性と食事をする事になった。

私たちの滞在時間は2時間。

その中で行きたい場所と食事を済ませなければならない。

まずジャイプールの顔と言ってもいいであろうハワー・マハルへ向かった。

いかにもインスタ映えのために作ったかのようなものだったが、圧巻だった。

ここで女性のMさんと待ち合わせる。

ちなみにMさんはインドを1人で旅しており、バラナシでは女性1人で沐浴をするほど行動力があり、強気な女性であった。

1日ジャイプールを観光していたMさんは私たちにおすすめのご飯を紹介してくれた。

これが今回の旅で私が最も美味しいと思ったカレーとタンドリーチキンだった。

今まで食べたカレーの中でもトップレベルに辛く、唇までヒリヒリしていたが、本当に美味しかった。

旅の話やこれからの話などお互いに話したところで、私たちがタワー・マハルに向かう際に綺麗な夜景があったためそこへ行こうということに。

これは博物館だが、このように色々な色でライトアップされ、とても綺麗だった。

少しの観光と食事を共にし、また別れとなる。

交通費は出しますよ!とカッコをつけておきながら細かいお金を持っておらず結局払って頂いた。

どこまでも良い人すぎて別れるのも悲しかったが、出会いと別れも旅の醍醐味。

そしてバス停まで送っていただき、私たちは夜行バスへ乗り込んだ。

しかし、前回充実した夜行バスとは打って変わって毛布がなく凍えながら浅い眠りについたのだった、、、

#大学生 #バックパッカー #インド #ジャイプール #ハワーマハル #旅 #旅行 #エッセイ

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