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AIでケアマネジメントはどうなるか

いや~、びっくりしました。

このお茶のCM、じつはAIで作った架空人物なんだそうです。実在している人にしか見えませんね。


だれかに「いちばん好きなミュージシャンは?」と聞かれたら、私は「YMO(イエローマジックオーケストラ)」と即答しますが、YMOの活動が始まったのが約45年前の1978年でした。当時、コンピュータ―を使って音楽を創る手法は当然めずらしかったのですが、彼らがインタビューでこんな趣旨のことを言ったことを覚えています。

「コンピューターを使えば楽器を弾かなくても音楽が演奏できる。そうなるとミュージシャンとしてのアイデンティティがどうなっていくかという問題が残る。」

1978年当時、歌の入らないインストゥルメンタルの「フュージョン」というジャンルが流行りましたが、演奏の正確さや困難さ(ドラムで言うと、いかに数多く・正確に叩けるか、みたいなこと)を競ってたような時代でした。

もちろん、プロレベルの話じゃなくても、「楽器を上手に弾く」ことは楽器を演奏する人にとっては、疑うことなく・ゆるぎない価値だったはずです。

しかし、YMOのメンバーは、その、疑うことなく・ゆるぎないはずの価値に疑問を持ち、今では当然となった「コンピューターにデータを打ち込んで演奏する音楽」を世界に先駆けておこなったのです。


AIで創った架空人物は、今後TVや映画の世界を変える可能性があります。俳優が必要なくなる可能性です。

すでにNHKとかではニュースをAI音声で流していて、将来アナウンサーがいらなくなるのではないか、とも言われています。


だから、ケアマネジャーの今の仕事ぶりでは、AIにとって代わられる可能性は大いにあると思っています。


ただ、しかし、YMOの3人は晩年には生楽器の演奏を好んでいた事実があります。つまり、音楽はすべてがコンピューターにとって代わられるわけではなかった、という事実です。

はたしてケアマネジメントがコンピューターやAIにとって代わられることがないようにするにはどうすればよいか。

それを考える時が、もうそこまで来ています。

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