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「会議で意見が通らない」という人が考えたほうが良いこと

私は昔から「スローガン」というものがあまり好きではありません。

「お年寄りを大切に」
「子供を交通事故から守ろう」
「海をきれいに」
みたいなのが、そうです。

具体的にどうするか、というのが大切で、スローガンを掲げてはみたものの、それだけに終わってしまうと、スローガンを掲げる意味がないと思うのです。

「絆を大切に」なんてのはもう、何をどうしたいのか、まったく分かりません。



秋の人事異動」で書いたように、秋から法人の事業が大きく変わり、会議の頻度がふえました。ケアマネ以外の部署も休止になり、かなり大きな変革になります。私はケアマネジャーとして参画させていただいています。

管理者ではないし、あまり、そのへんのことを口出ししないようにしようと思っていましたが、情報共有や各部門間の連携などについて、いろいろ言ってしまいました。会議の中であまり議論されていないと思ったからです。

私の発言に対するレスポンスはありません。(ごもっとも)という空気が流れました。しかし、それをどう解決するか、という流れにはなりませんでした。

このとき(ああ、私はスローガンを掲げたんだな)と思いました。
「情報共有が大切だよ」「各部門の連携を考えなくちゃな」ということを、もっともらしい根拠で言いくるめていただけでした。

しかし、私は具体案をイメージしていました。ただ、それを披露すると越権行為になると思い、会議に持ち出すまでの準備はしていませんでした。私の発言を受けて、その場で具体策を思い浮かべる参加者もいないので、議論はそこで終わってしまいました。

「会議で意見を言っても通らない」と思っている人たちは、「スローガンを掲げているだけではないか」と、自分の発言を振り返ってみることが大切だと思います。

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