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帰省

バスを降りて誰も居ない実家へ向かう途中、新しい土地に来たような感じがした。空気は冷たくて新しくて、夜空より濃密な山の稜線が黒々とそびえ、星は漫画のようにちかちかと輝いて、その間を飛行機の橙色に点滅した灯りがするすると東へ進んでいった。

絵の具を買ったり、美味しいコーヒーを飲んだりします。