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睡眠の質を上げるための騒音対策

物音がすると起きてしまって眠れないという方はいませんか?

旅館やホテルに泊まったときに音が原因で眠れなかったり、乗り物での移動中に本当は眠りたいけれど騒音で起きてしまったりすることがあるかと思います。

今回は、睡眠と騒音の関係について、くわしく解説していきます。



睡眠と騒音の関係


睡眠時に騒音があると、起きてしまったり眠りが浅くなったりするので、睡眠の質が低下します。

騒音で多いのは、電車やトラックや飛行機の音です。

また、近所の新築工事など一時的な騒音ならよいですが、常に騒音がある環境だと眠りが浅くなり、生活の質が下がってしまいます。

騒音は㏈(デシベル)という音の大きさで表され、寝室では40dB以下が理想とされています。
40dBとは図書館と同じ程度の静かさのレベルです。



寝室環境でできる騒音対策


防音カーテン

家具・インテリアのお店やホームセンターなどでは、防音機能が付いているカーテンが販売されています。
人通りや車通りが多い場所に住んでいる場合は、外の騒音で起きてしまうため、カーテンで窓からの騒音を防音することで快眠になります。

2重窓
防音カーテンでも騒音が気になる場合には、寝室の窓を2重窓にするという方法もあります。
2重窓にすると、防音だけでなく冷暖房の効率も上がるので、近年需要が高まっています。
2重窓にするための工事は、1日の工事で完了するところもあり、リフォームのなかでは手軽なところも魅力です。

吸音パネル
騒音対策では、壁に吸音パネルを設置するという方法もあります。
吸音パネルは、工事不要でDIYできるところが魅力です。
また、パネルを設置すると断熱材のような効果もあるため、冷暖房の効率がアップするところもうれしいポイントです。



身体的にできる騒音対策


耳栓

耳栓を付けることは、もっとも手軽にできる騒音対策です。
飛行機や新幹線などの移動時にも付けられるので、長距離移動のときに便利です。
また、寝るときだけでなく集中して勉強や読書をしたいときにも使えます。
ただし、耳栓をずっと付けていると圧迫感や違和感がある場合は、つけ心地とサイズが合うものを選ぶ必要があります。


イヤーマフ

子供の頃など、防寒用のイヤーマフを付けたことがある方もいるかと思いますが、耳全体を覆うと外部の音が聞こえづらくなります。
イヤーマフは、工事現場など大音量な場所で耳を守るために生まれた防音グッズです。
ヘッドフォンのような形で耳全体が覆われるため、防音効果が高いです。
家の近くの工事の音を遮りたい場合には、工事現場用のイヤーマフがおすすめです。


イヤホン

イヤホンも耳栓と同じように周りの音を聞こえにくくします。
寝る前には、イヤホンでリラックス効果のあるアルファー波の音楽を聴くと、睡眠の質が上がります。
イヤホンにはさまざまな形状がありますが、騒音対策には耳栓のように耳の穴に入れるカナルタイプがおすすめです。
また、イヤホンにはノイズキャンセリング機能が付いているものがあり、周囲の雑音を打ち消すことができます。


他にもできる騒音対策


1人で寝る
家族の立てる物音やいびきで眠れない場合は、1人で寝るという方法があります。
家の間取りによっては寝室を分けるのは難しいかもしれませんが、音や気配に敏感なタイプの方は、1人の空間があると、よく眠れます。

アラームを変える
家族で起きる時間が違う場合、他の人が掛けた目覚まし時計のアラーム音で起きてしまうことがあります。
その場合には、スマートウォッチなどの振動で起きるタイプのアラームに変えることがおすすめです。
振動だと、腕時計を付けている人だけが気づけるので、他の人を起こす心配がありません。

眠りやすい音を見つける
アパートやマンションの隣人が立てるちょっとした物音が気になる方の場合は、自然のせせらぎのBGMやホワイトノイズが流れている部屋の方が安眠できるかもしれません。
ホワイトノイズとは、テレビの砂嵐のような音で、安眠効果や集中したいときにも効果的な音です。



騒音が招く睡眠の危険性



家で寝たい時間帯に工事やトラックの音などで眠れないことが増えてしまうと、睡眠障害を引き起こす可能性があります。

特に夜勤などで昼間に寝ている方は、車や電車や飛行機の音などにも注意が必要なので、騒音対策することが大切です。

昼間に寝ている方は、宅配ボックスを設置してインターホンが鳴る回数を減らしたり、携帯電話が鳴らない設定にしたりするなどして工夫することで、睡眠時間を確保することが大切です。

聴覚過敏の方の場合には、騒音がきっかけでメンタルの不調に悩まされることがあります。

聴覚過敏とは感覚過敏の一種で、身の回りの音が大きく聴こえてしまい、日常生活に支障をきたす症状です。

理由はわかっていませんが、ADHDやASDなど発達障害の方に聴覚過敏が多いことが知られています。

聴覚過敏の方の場合は、日常的にイヤーマフを使うことや苦手な音をなるべく出さないようにすることが必要です。



まとめ

今回は、睡眠と騒音の関係についてくわしく解説しました。

騒音があるとどうしても睡眠の質が悪くなってしまうので、耳栓や防音対策をすることで、安眠しましょう。

音が気になって眠れないという方は、ぜひ参考にしてください。


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