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台湾アニメ映画「幸福路のチー」を鑑賞した後の多幸感がすごい。

僕は割と海外のアニメ映画って好きなんですけど、割と毛嫌いしてる人多くないですか?やっぱりジブリとかドラえもんとかコナンとか新海誠とか日本アニメってクオリティが超高いし慣れ親しんでるものだから、海外のアニメのちょっとアニメーションが荒かったり独特すぎる世界観が苦手って人、割と多い気がします。

でもこの「幸福路のチー」は、ぜひぜひ観てほしい!!

観賞後はとてつもない多幸感で溢れます。

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ざっとしたあらすじは台湾の田舎で生まれ育ったのち、渡米して結婚→キャリアウーマン!人生成功!みたいな主人公のチーが祖母の死をきっかけに大人になって久々に故郷の地「幸福路」に帰省します。それと同時に子供の頃の記憶が次々と甦ります。おもひでぽろぽろの台湾版みたいな感じ。


また、子供時代の記憶を思い出して懐かしい気持ちになったり、久々に帰ってきたチーを暖かく迎える地元の人たちの優しさに心休まる反面、年老いた両親の姿やそれに比例してずいぶんと大人になった自分を見つめ直し、「あの日思い描いた未来に、私は今立てている?」と自問自答するのです。

これからの人生をどう生きていこう。と悩む自分が今観たからこそ響く部分もあったと思うし、素直で優しい子供時代の主人公も、優秀だけど等身大で、もがき苦しみながらも懸命に自分の人生を生きる主人公がとても愛おしくて共感できて。とにかく観ていて心が温かくってくる。そんな映画でした。

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そして、当たり前のことすぎて普段全く意識していないのですが、人生ってその時代の政治的背景や社会情勢に必然的に影響されていることに気づかされます。デモ活動や金銭的な問題など、割と現実的な問題もしっかりと描いている点が(すべてとはいいませんが)子供向けのファンタジー!な世界観の日本アニメと違う部分だと思いましたし、大人が見ても刺さるの理由なのかなと思ったりもしました。

沢山の「幸せ」が詰まっていて、スーパーハートフルな作品。

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ぜひご覧になってください。

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