真夏の夜の夢
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テレビアニメ「巨人の星」が放映される前のことです。
父親に連れられて行った後楽園球場。
はじめてのプロ野球観戦は、小学校1年生の夏休みでした。
それまで草野球をやったことはあっても、プロ野球はテレビで観たことがあるだけ。
はじめての球場は目に映るものすべてが珍しく、ゲートをくぐって目の前に開ける内野席からスタンドを望む眺めは、非日常というよりも異国でした。
一塁側の内野席ベンチ上には応援団長さんがいて、子どもが笑える易しいネタで巨人軍を持ち上げているけれど、隣に座るおじさんは「おい!だめじゃねえか」と、選手を厳しく激励。
背番号1番は、右足を高く上げて球を待つ変わった打者でした。
父が「この人は良く打つんだよ」と言ったと思ったら、
カ~ンと乾いた音がして、高~い打球が夏の夜空に放物線を描きながらゆっくりと舞い、歓喜に揺れるライトスタンドに堕ちていきました。
生れて初めてのホームランとの衝突です。
滞空時間の長い、ナイター照明で真っ白に輝く打球が、深い紺色の透明な夜空にこれでもかと映えながら、さんざめく観衆にのみ込まれてゆく光景は、半世紀以上経っていても鮮明すぎて忘れることができません。
まさしく現実なのだけれど、あれは6歳の少年にとって真夏の夜の夢。
その後も観戦に行く都度、いつも打ってくれたような記憶があります。あれから58年。王さんはほんとうにすごい人ですね。
金田投手がライト場外に大きなファールを打ったのも驚いた💦
当時はジャンボスタンドがまだありませんでした。
一番センター柴田
二番セカンド土井
三番ファースト王
四番サード長嶋
五番ライト国松
六番レフト高田
七番キャッチャー森
八番ピッチャー金田
九番ショート黒江
ウグイス嬢はもちろん山中美和子さん
昭和の野球って懐かしい。
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