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電子インボイスなるもの

仙台で公認会計士・税理士をしている植松というものです徒然なるままに日々の記録を投稿します。

巷では、DAOやWeb3という言葉がバズワードとなっている。その言葉に対して将来の希望を見出す人や訝しる人など様々だ。

という私はというとさっぱりよくわからないというのが今の感想だ。色々な人の話を聞くと、昔のインターネット黎明期のような状態だそうだ。それを聞くと今のうちに情報収集しなきゃなと思うものの身が入らない。そういう分野はそういう分野が好きな人に任すしかないのだろう。

そんなバズワードより会計業界でホットになっているのがインボイス制度で、特に私が注目しているのは『電子インボイス』である。

電子インボイスとは何かと聞かれると、全くうまく説明できないというか、これからのものだから今現在存在しない。そう、DAOやWEB3のように存在がフワフワしているものである。
ただし、こちらに関してはかなり可能性を感じている。

電子インボイスはEIPA(エイパ)というところで規格検討を行っており、今年中に発表される予定である。EIPAは電子インボイスを通して、共通のEDIのようなプラットフォームを作り、請求書・納品書の自動受領・検証し、さらにはそこから自動での会計入力まで行うことを目標としている。

これが実現できるとかなり業務が効率化できることになる。
日本はこれからどんどん労働生産人口が減少していき、今までマンパワーでやってきたことができなくなってくる。そのような状況下では人じゃなくてもできることはどんどん自動化していくことが必要だと思う。
※上記のインボイス制度なんか人手でやっていたら地獄のようなことになる

こういう会計業務の自動化の話をすると、「我々の業務がーー」とか「手入力で打つことが大事」という人がいるが、私の認識ではそんな余裕のあることを言っている状況ではないし、従来業務がなくなったら別のことで収入減を見出せばよい。

士業とか言われているんだから、タクシー業界みたいに自分の収入確保・利権確保のために日本経済を後退するようなかっこ悪いことしたくないよ。
自分の収入ぐらい自分でなんとかするよ。
※タクシードライバーさんを否定していません。

電子インボイスはすべての産業の効率化につながるツールで、会計業界でいえばゲームチェンジにつながるイベントだと思っている。来年以降これを推し進めていきたい。

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