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【初来日!】目指せ未来の工場監督者!!インド人スタッフが日本にやってきた。

当社はインド北部のハリアナ州に合弁会社があります。

ハリアナ州はここです

10月にそのインド合弁会社のスタッフ2名が、インド工場の監督者として必要な技術を身につける研修のために来日しました。
具体的には、中古部品の回収を中心とした自動車解体技術や、経営管理システム(当社KRAシステム)による工場のデジタル管理を学びます。

来日したのはヤダブ アミットさんとサティッシュ クマールさん。二人とも初来日です。
空港に到着した時は笑顔もぎこちなく(笑)、緊張していました。

左がサティッシュさん、右がアミットさん。お二人とも既婚者でお子さんもいます。


当社女性社員と合流してリラックスできたのか、自然な笑顔の二人@宿泊施設

面白かったのが、日本に到着してやたらと道路の写真を撮りまくる二人。なぜか聞くと「very clean!!」とのこと。そっか日本はcleanなんですね。なんかちょっと嬉しいです。

他にも、最初にスーパーへ買い物に行った時、持参したビニールのレジ袋に商品をガンガン入れて万引きと間違われそうになったり、ジップ付きのお菓子の袋に小銭を入れ「これが俺の財布だ」と言ったり、毎日驚くことの連続です。

日本にいると当たり前のことが、他の国の人から見ると当たり前じゃない。二人に気付かせてもらいました。

ところで、実際に当社で研修を始めて最初にぶつかった課題の一つが語学です。日本語ができないと工場内での安全確保もままなりませんし、社員とコミュニケーションがとれなかったら孤独を深めることになります。

ということで、毎日1時間社員がマンツーマンで日本語を教えています。その甲斐あって、例えば最初は「一昨日(おととい)」のことを「おいおいおい」って言ってた彼らも、今では「一昨日、昨日、今日、明日、明後日」をしっかり使いこなせるようになりました。

また、仕事に対する姿勢の違いも課題でした。彼らは指示された仕事が終わったら、報告せずぼーっと立っているだけ、そんなスタートでした。「終わったら終わったって報告しましょう」と伝えてもそれがなかなかできなかったため、「終わりました。次は何をしますか?」と書いたメモを渡し、そのメモを一つの仕事が終わったら担当者に見せるようにしました。

それを繰り返していたある日、サティッシュさんの日報(日本語で提出しています)に、「しごとが終わったら、自分から次のしごとをやります」と書いてありました。成長を感じて胸熱になった瞬間です。

さて、この研修は2024年9月まで約1年間続きます。日本の自動車リサイクル技術をインドに普及させるという重要な役割を担う彼らですが、それだけではなく、「お客様の喜びを創造する」という当社理念を体得してもらうことも大切な課題です。

インドにいるお子さんの写真を見つめる姿がちょっと寂し気だった二人ですが、日本での滞在が有意義なものになるよう支えて行きたいと思います。

当社イベントの収穫祭に参加した時の二人。まさか日本でトマトの苗植えを体験するとは。(と思ってたかな?)

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