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兄弟のケンカの原点とは?

皆さんの中には、ご兄弟がいる方や、
一人っ子の方もいらっしゃるかと
思います。

兄弟仲良く孝行尽くす、
手本は二宮金次郎。

なんて、言葉がありますが、
兄弟ケンカをした事ない人なんて、
少ないかもしれない。

ケンカをすれば、どちらかが悪くて
どちらかが悪くない。

あるいは、
どちらも叱られた!なんて経験も
された方もいらっしゃるかもしれません。

又、お子さんが、兄弟ケンカをして、
どちらかが泣いた時に、みなさんは、
誰を叱りますか?

今日は、兄弟、姉妹の愛を奪い合う
心理状況について、考えていきたいと
思います。

2秒の男

我が家には、ヤンチャボーイが2人
います。

最近では、兄弟仲良く遊ぶ姿が、
増えてきましたが、

少し前は、近づけば直ぐにケンカ。

離れては、直ぐに一緒に遊んでいました。

その理由として、次男が長男の後を
常に追いかけて回していたからです。

『何でこっち来るの!』
『真似しないで!』

時折、長男は次男を煙たがり、
つき離そうとしますが、

次男は、長男の発する言葉、行動を
瞬時に観察し、2秒後には同じことを
やっていました。

長男が、
『これすごいよ!見つけた!』
というと、

次男も、
『これ見て!見つけた!』
と、どんぐりを持ってきたり。

長男が、
『今日はこの本読んでー!』
と、言うと

次男が、
『僕もその本読むのー!』
と、奪い取ります。

自分で、考える長男と
それを真似る、次男!

兄は横取りされ、弟は2秒の間に、
それを実行していました。毎日

どうすれば奪い、奪われないか

そこで、兄弟の置かれている、心理状況
について、調べてみると面白いことが
分かりました。

親の愛を奪い合う

次男がとっていた行動の『目的』

それは、ただお兄ちゃんの真似をしたり

欲しいと思っているだけでは、
ないと言うことです。

兄弟がしていたのは、親の愛を奪う
こと。

『親の愛をひとり占めしていた時代』
を持っている、第一子に対し、

第二子以降には、『ひとり占め』する
経験がありません。

結果、常に先を行く長男は、
ライバルとなり、

競争関係に、置かれていたということに
なります。

第一子

弟や妹の誕生により、親を奪われた
第一子は、

未来について、悲観的になります。

『また、権力の座から下ろされる』
と、保守的な考えになり、

ルールが絶対だ!と思うようになります。

結果、長男は"慎重"という言葉を良く
耳にします。

第二子

自分の前を走る、ライバル(兄弟)に、
『追いつきたい』『追い越したい』と、
必死です。

だから、直ぐに真似をする!

要は革命的な、思考を持っています。

第一子のように、ルールに従順ではなく、

それを破ってでも、親の愛を奪いたい。

それしか、知らないからです。

しかし、そんな第二子も、弟や妹が
出来れば、状況が変わります。

ひとりっ子

では、兄弟がいない場合は、
どうなるのか?

父親がライバルとなります。

気をつけなければならないのが、
親の、経済や精神の状況です。

家庭環境に、余裕がない場合、
未来に不安を持ち、成長していく
ため、

人生に臆病な、考え方になる傾向が
あるようです。

自らの意思で誰かを愛する

ライバルに勝つために、誰かを愛する
のではなく、

愛されたいから、何かをアピールする
必要もない。

そのように、するためには、

兄弟で比べない

『お兄ちゃんは、もう歯を磨いたよ』

『弟の方が、準備早いよ』

など、兄弟で比較をしたら、
競争関係に拍車がかかります。

大切なのは、一人ひとりに対する
言葉を選ぶことです。

兄弟ゲンカも時には、成長過程で
必要になってきます。

しかし、兄弟ケンカ。
特に小さなお子さんの、言い争いには、

このような、心理が働いているのだと、
親も、気に留めておく必要が、あるかと
思います✨

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