【介護福祉士実務者研修とは】介護士のキャリアについて考える
完全未経験から介護業界に入る方の多くは、「介護士」としてキャリアをスタートします。
学校で学んできたという人や医療業界の経験があるという方は別ですが、基本的には「無資格の介護士」というポジションで介護の仕事を始めることになります。
無資格の介護士のまま働くことに問題はありませんが…
年収アップ
転職
キャリアアップ
業務の拡大
独立
などなど
将来的に選択肢を増やすためには、本格的に資格取得に動いていくのがおすすめと言えます。
そこで今回は、無資格介護士が最初に目指すべき資格である、実務者研修について詳しく解説します。
実務者研修についてYouTubeでも解説しています
介護士におすすめな3つのキャリアアップルート
未経験から介護業界に入った、無資格の介護士さんが目指す「キャリアアップルート」には、以下のようなものがあります。
介護福祉士
ケアマネジャー
フリーランス・独立開業
それぞれについて詳しく解説します。
介護福祉士
介護福祉士とは、介護系唯一の国家資格です。
医療・介護業界で働いていると、周りのスタッフのほとんどが国家資格保有者です。(医師・看護師・理学療法士など)
介護福祉士の資格を取得することで、国家資格保有者として肩を並べることができるようになります。
また、介護福祉士の国家資格さえ取得してしまえば、どこに行っても働くことができる(転職先も簡単に見つけられる)ため、一生モノの資格として活用することができます。
無資格介護士のキャリアパスとしては、介護福祉士の取得を目標に掲げると良いでしょう。
ケアマネジャー(ケアマネ)
介護福祉士の次のステップとなるのが、ケアマネージャー(介護支援専門員)です。
ケアマネージャーは、利用者さん(患者さん)のケアプラン作成を仕事とする職業であり、一種のディレクター的なポジションとなります。
ケアチームの中心を担い、様々な職種と連携しながら、より良いケアを実現していく仕事です。
そんなケアマネになるためには、以下の基準をクリアする必要があります。
つまり、ケアマネになるためには、国家資格保有が基本的な条件であり、介護士がケアマネになるためには、介護福祉士国家試験の取得が欠かせないということです。
※国家資格ではなく指定の相談援助業務に従事することでも受験資格が得られます。しかし、「指定の相談援助業務」はかなりニッチな仕事になるため、なかなかこの仕事自体の求人がないのが現状です。
フリーランス・独立開業
介護の世界で働いていると、「自分自身で介護事業所を立ち上げたい」という思いや、「フリーランスとして独立したい」という気持ちが芽生えるかもしれません。
ケアマネージャー(主任ケアマネージャー)であれば、施設の管理者になることができたり、独立してフリーのケアマネとして活動することも可能です。
介護福祉士国試合格が必須条件
介護福祉士
ケアマネジャー
フリーランス・独立開業
介護福祉士としてのキャリアアップルートには3つの道がありますが、どの道であっても介護福祉士国家資格取得から始まっている事がわかります。
だからこそ、まずは…
介護福祉士の国試に合格すること
これを目標にしていくのがおすすめといえます。
介護福祉士になるための3つのルート
介護福祉士になるためにも3つのルートが存在します。
養成施設ルート
福祉系高校ルート
実務経験ルート
とはいえ…
養成施設ルートも福祉系高校ルートも、専門的な学校を即業する必要があるため、現実的には実務経験ルート一択になります。
実務経験ルート
無資格の介護士が、実務経験ルートで介護福祉士になるために必要な資格こそ、実務者研修(介護福祉士実務者研修)なのです。
実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは?
実務者研修は、介護の基本的な技術や知識が総合的に学べる研修です。
資格スクールで特定の単位を取得することで、実務者研修を修了することができ、実務者研修受講済みの証明を取得できます。
そんな実務者研修を受講することで、介護福祉士の国試を受けるための条件をひとつクリアすることができます。
だからこそ、介護福祉士やその先を目指しているという方は、実務者研修を受講する前提でキャリアプランを考えておきましょう。
実務者研修を受講(取得)する方法
実務者研修を受講するためには、資格スクールに申し込む必要があります。
もちろん資格スクールは有料ですし、働きながらスクールに通う必要もありますので、料金はもちろん、スクールへの通いやすさやサービスなども、スプール選びの重要なポイントになります。
実務者研修を受講する資格スクールの選び方
実務者研修の資格スクールを選ぶ際には、以下の3つのポイントに注意しましょう。
料金をチェック(キャンペーンを狙うべし)
通いやすさをチェック(オンライン・通信授業がベター)
質疑応答サービス(自習室があると良い)
①料金(キャンペーン価格がおすすめ)
実務者研修の受講にも料金がかかります。
一般的に15万〜20万円前後なのですが、キャンペーンで一気に値下げされているスクールもあります。
そんなスクールを狙ってみましょう。
参考)土屋ケアカレッジの実務者研修キャンペーン
無資格 132,000円 → 70,000円
ホームヘルパー2級(初任者研修) 96,000円 → 60,000円
ホームヘルパー1級 70,400円 → 50,000円
介護職員基礎研修修了 36,000円 → 30,000円
②オンライン授業の有無
働きながら実務者研修を受けるためには、通信授業やオンライン授業の有無が非常に重要になります。
スクールへのアクセスや通いやすさを含めて確認しておきましょう。
③質疑応答サービス(自習室があると良い)
質疑応答サービスや自習室などのサービスを展開しているスクールもありますので、サービスの詳細を確認しておくと良いです。
【裏技】実質無料で実務者研修を受講するには?
資格スクールの中には、「全額キャッシュバック制度」を設けている企業もあります。
この制度を簡単に説明すると…
「研修受講後にはうちの事業所で働いてね」というものです。
例えば…
土屋ケアカレッジで実務者研修を受講後、株式会社土屋で働くことで、実務者研修の受講費用が全額キャッシュバックされます。
介護のキャリアをつんでいきたいという方は、このような制度を賢く利用しながら、介護福祉士国試合格を目指してみましょう。
実務者研修でキャリアアップルートを作ろう
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