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介護現場のモヤモヤを強みにしたい〜介護理念は現場が作る〜

おはようございます!ikedaです!

今まで介護現場で働いていて、モヤモヤすることがたくさんありました。

しかし、このモヤモヤを逆に強みにして、チームワーク形成ができたらもっと良い現場になるといつも感じます。

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『人がいない中でも、やるべきケアはしっかりやって引き継いだつもりだけど、次に引き継ぐ職員に「なんで終わってないの?」と言われると…』という声がよく現場では聞かれます。

教科書に書いてあるような介護観を大切にしていける人材ももちろん大切です。しかし、実際はその現場の職員から求められていることに答えられる人が必要とされているような気がします。

お声がけが丁寧でも、話していないで早く業務を回すという職員の考え方が強い現場は、そのような対応を求められる暗黙の雰囲気があります。
ヒヤリハット1つにしても、細かに記録に上げ職員間で共有する現場もあれば、そうでないところもあります。

午前中はご利用者の好きなことに合わせて、個別にレクリエーションを提供し、午後はみんなでラジオ体操をするなど、人がいないながらも工夫して頑張っている現場もありました。

ご利用者への根本的な考え方(理念)は、そこにいる職員の考え方が強く影響し作られていくと感じます。異動があったり、新しい職員が入ると現場の雰囲気も変わりますよね。

自分自身のケアも、他職員との連携や、業務ペースを意識しながら行う中で、納得できるものではないと思う時もあります。

「理想のケア<効率化」と言う構図が生み出す、モヤモヤの種を小さくしていくには、「良いケア、理想のケアってどういうもの?」という部分を、ご利用者の状況、ニーズに合わせてもっと追求できたらと思いました。

「業務がなんで終わってないの?」と聞かれるというモヤモヤも、良いケアに繋がる効率化のはずが、ケアそのものが効率的に済まされてしまっている場面が多くあると感じます。

効率を求めるがゆえに、食席で口腔ケアをしていいのか?入浴をシャワー浴(浴槽に浸からず、シャワーのみの対応)に省略してしまうのか?など、様々な場面が思い浮かびます。

人員不足や制度上の改革が必要なことは大前提ですが、現場も受け身の姿勢ではなく、ケアのあり方は自分たち次第だと思いながら取り組んでいきたいです。

モヤモヤの種となりやすい多様な介護観こそが、強みになるようなチーム形成へと繋がればと感じます。

なかなか簡単ではありませんが…
もっと勉強したいと思います。

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