見出し画像

「理想の介護」と「現実の介護」の格差

介護の研修や委員会で目標を語ると、

「アルゴさん…、そんな考えは理想ですよ?
 現実はちがいますから・・(*´∀`*)」

こんな野次や不満が部下からとんできます。

私はそもそも、上記のように
「理想と現実をわかっていないですね」
という言葉じたいに
疑問をおぼえます。

理想と現実は違ってあたりまえ

画像1

理想とはなにか・・?
と問われたときに
わたしは素直に
こう答えます。

理想とは目指すべきものです。

会社だけにかかわらず
スポーツ選手でも
個人の副業(ブログとか)
においても、
目標とすべきものです。

だから
こういっためざすべき「理想」を
常にえがいて行動していくことは
とても大切なことなのです

しかし
会議の最中などに
誰かがその「理想」を言うと、
「それは理想論ですよ」
「理想と現実はちがいますよ」

というように
鼻で笑うような発言
するひとがいるんです。

こういう人にかぎって
結局自分で何かを提案したり、
自分で手を動かすことをしません。

能力がない・・・以前に
やる気がないのです。

くりかえしになりますが、
「理想」とは目指すべきものであるので
「理想論」は積極的に
語っていくべきだと
わたしは思います。

理想が今、できていることだったらそれは理想とはいわない

画像2

そもそも・・・

もし
この目標であるべき「理想」を
すでに達成していたとしたら・・・?

それはもう
「理想」ではなく、すでに「現実」です。

つまり

「理想」と「現実」は
ちがっていてあたりまえのものなんです。

目指すべき「理想」があるから、
それをできていない「現実」がある。

課題だらけの「現実」があるから
それを解決するという「理想」があります。

愚痴やネガティブは意味がない

愚痴やネガティブばかりの人生は
人を不快にさせるだけじゃなく、
自分の人生をダメにします。

会議などで
人の意見に対し反対意見をいうのは
悪いことではありません。

適切な議論が会社を良い方向にみちびいていきます。

「右にならえ・・・」
のイエスマンばかりでは
問題は改善しませんからね

ですが
物事に対して意見をするとき、
それに対する改善案がなければ、
それはただの不満や愚痴です。

「◯◯さんの意見ももっともだけど
わたしはこういう観点からこう思う」
というように
具体的な考えを述べなければ
ただの野次でしかありません。

愚痴、不満、野次を言うだけのネガティブな人が
社会で評価されることは決してありません。

会社の理念はとても大切

画像3

個人の価値観は
みなそれぞれ違います。

だから
ひとりひとりの考え方も
ちがってあたりまえなのです。


ですが、
同じ職場ではたらく以上、
目指す方向が違っていてはいけません。

社会も会社も学校も
ちがう価値観の人の集まりですから、
何も考えずに皆それぞれ
バラバラの行動をとっては
会社がまとまりません。

だからこそ
「理念」があるのです。

「理想と現実は違うんですよ」

こんなことを言われているようでは、
施設の理念が浸透していないということですね。

つまり
管理職であるわたし自身も
もっと施設の理念を浸透させるために
努力をつづけなければなりません。

人それぞれの価値観はあって良い。

でも目指すべき方向は
間違えていけない。

道はまだ長いです。

サポートですか・・・。人にお願いするまえに、自分が常に努力しなくては。