今週の授業と授業の狙い
こんにちは。
介護福祉士の資格を持っている日本語教師です。
今週も介護の特定技能実習生の方々に授業をしました。
これから実務者研修を受ける予定の方々なので、実務者研修がしっかり
受けられる日本語力や知識を身に着けるためのサポートを行っています。
今日の「授業の狙い」はレビー小体型認知症と前頭側頭型認知症の特徴を
理解することにしました。
「授業の狙い」を明確にして授業を作っていますよね。
仕事柄、授業見学や模擬授業に参加させてもらうことがあるのですが、
「今日の授業の狙いは何ですか」と聞くと
「・・・」
即答できずに固まってしまう先生がいます。
「授業の狙い」が設定されていないと、学習者に
何ができるようになる授業なのかわかりません。
たぶん、教師としては、いろいろ教えたいことがあって、あれもこれも積み込んで、とっ散らかっている授業になっていると思います。
私も新人日本語教師のころは授業を作るのに苦労していました。
いろいろ教えなければならないことがあって、あれもこれもと考えているうちに教案は膨大になり、授業の構成はめちゃくちゃで、また初めから考え直し!!こういう経験をした人は多いはずです。
このような時はいつも「今日の授業の狙いは何か」と基本にかえって授業を組み立てるようにしています。
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今日の授業の終わりに復習をしました。
「レビー小体型認知症の特徴は何ですか」と聞くと
「幻覚が見える、パーキンソン病に似た症状がある、一日の中で症状が変わる」とハキハキ答えてくれたので、たぶん私の授業は成功だったのだと思います。
「授業の狙い」が明確でないと、授業の終わりの復習をする際に、
何を提示したらいいかわからなくなってしまいます。
私は授業の狙いがはっきりしていれば、仮に授業時間が余ろうが、その狙いを伝えられれば大成功というような熱量をもって授業準備をするようにしています。
どんな授業をするにしろ、しっかりと「狙い」をもって授業をすることは大事です。
次回は、いま実務者研修の準備をしている方々に授業をする際に、気を付けていることについて書こうと思います。