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認知症になったら、お金はいくらかかるのか?-里帰りで感じ、調べたこと -

マーケティングを担当している東です。
先日、実家に帰省しました(事前の抗原検査はしっかりしましたよ)。母親は後期高齢者になったところですが、まだまだ元気に趣味の家庭菜園で野菜の世話に精を出していました。ただこの年代になってくると、転倒で骨折、そのまま寝たきりということも増えてくるので安心はしていられません。

息子としては親に長生きしてほしいですが、親自身はそんなふうには言わず、子供ら(3兄弟です)には迷惑をかけないようにしたい、と言います。
その背景には、健康寿命が長くないと逆に不幸になってしまうのでは?認知症になってしまうと家族や周囲にすごく迷惑をかけてしまうのではないか?と思う気持ちがあるのかなと感じました。自分自身、今は実感としてはありませんが、その歳になったらそう考えるでしょうから。

同じように考える人はやはり多いようで、内閣府の調査では、自分自身が認知症になったときに不安に感じることは何かとの質問に「家族に身体的・精神的負担をかける」と回答した人が7割以上でした。

https://survey.gov-online.go.jp/hutai/r01/r01-ninchishog.pdf

家族に出来るだけ迷惑をかけないよう、できればお金だけは用意しておいたほうがいいですよね。でもいくら貯めておいいたら安心なのでしょうか?
ググると色んな情報が出てきますが、明確な費用は出てきません。
これは介護保険サービスをどれだけ活用できるか次第、ご本人の健康状態次第でかなり費用が変動するからです。一律には計算できないものなんですね。

それでも何か目安にできないの?ともう少し調べたところ、このサイトがわかりやすかったです。
おやろぐ 介護費用簡単シミュレーション

※ なお私は、おやろぐの回し者ではありません。

試しに自分の情報を入れてみました。
その結果、だいたい月額70,000円(ただし実際には交通費や食事代、レクリエーション代など、さまざまな費用がさらに必要)という結果になりました。
私がチョイスしたサービスのうち、訪問入浴サービスがかなり高額でしたので、何を削れば費用を抑えられるか?ということもシミュレーションできます。
気になる方は、私のように試してみては。会員登録不要です。

また、少しでも負担を軽減するために、最近は認知症に特化した認知症保険という商品も発売されています。最近はテレビCMでも見かけますね。

私も来年は50代に突入。私と同世代の団塊ジュニアが後期高齢者になる2050年頃は、日本の高齢化率(65歳以上の人口割合)は37.7%、実に3人に1人以上が高齢者ということで、自分の子供らには迷惑を掛けないようにしないと、と肌で感じた里帰りでした。

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