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秘書にはならなかったけれど

以前、懇意にしていただいた社長さんに「秘書をやったらぴったりじゃないか」と言われたことがあります。

こんな風に、年上の男性から秘書をすすめられた経験が何度かあるのですが、そのたびに「絶対向いてないけど……」と思ってきました。おそらく40代になれば、もうそんなことは言われなくなるはず。ビバ!40代!

なぜ、秘書をすすめられたのか。それは、相手が女性の花形の仕事は秘書だと思っていたからだと思います。要は褒め言葉だったり、私を認めているという意味の発言なのです。でも、言われるたびに腹の底から湧き上がる苛立ちみたいなものがありました。

それは、私という人間の何をみているんだろう、という苛立ちです。こんなにも内側がメラメラと燃えているタイプの人間に、細やかな気配りの必要な秘書が向いているはずがないのです(もちろん、秘書の仕事を否定しているわけではないです。自分にはできないこととして、尊敬の念があります)。

そんな苛立ちはさておき。実は最近、少し違った視点で、このことについて思い直しているのです。

経営者が相談相手としてアートディレクターを起用するようになったのはいつからでしょうか。佐藤可士和さんはその象徴のような存在です。佐藤可士和さん以降、デザインはビジネスに必要不可欠だと考える経営者が増えました。

そして次は、デジタル領域のクリエイターを相談相手として求める経営者が増えるんじゃないでしょうか。エンジニアもそうですが、特にクリエイターの需要が高まるんじゃないかな。デジタル領域に知見があり、ユーザーとのコミュニケーションをプロデュース・ディレクションできるクリエイターを、経営者は求めるようになると思うのです(というか、そういう流れがきてるよって話をすでに耳にしたんです。特にコピーライターの経験があると、経営者の思考を言語化することができるので重宝されるとのこと)。

1970〜80年代に、写植からDTP(Desktop Publishing)に移り変わった頃、喜んでデジタルを取り入れたクリエイターと、アナログの作業を愛したクリエイターがいました。価値観としてどちらかを支持するつもりはありませんが、進化の流れは止めることができません。結果として、クリエイターとして生き残った人とそうでない人が生まれました。

これからのデジタル化の波は、それ以上の変革をもたらす気がします。

界外はコピーライターとして10年以上やってきたのですが、同時に、デジタル好きでもあります。仕事としてバイラルコンテンツをつくったり、オウンドメディアの運用もやってきましたし、先日のnoteにも書きましたが、プライベートで新しいWebサービスを使うことも好きです。

そんな私は、経営者のビジョンを言語化するお手伝いや、デジタル領域の支援ができるかもしれないと思っています。佐藤可士和さんが手掛けるようなビッグクライアントはイメージできませんが、20代から中小企業の経営者と直接やりとりをして広告をつくってきた経験から、経営者とのコミュニケーションにはある程度慣れていると思います。思考の壁打ちから、マーケティング、ユーザーとのコミュニケーション設計、デジタル領域のクリエイティブディレクションまで。ほら、なんだか適任っぽくないですか?(笑)。

そこの社長さん、ひとつどうでしょう? 秘書にはなれなかったけれど、違う形で支える存在にはなれるかもしれません。こういったお仕事のオファーなら、大歓迎です◎

と、今日はめずらしく自分を売り込んでみました(いや、わりと本気なんですけどねー(笑))。

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