見出し画像

【まんが少年日々記】64話 木やーるーはひんぎまやー【コラム】

獲る、飼う、競わせる、対価をもらう。

どん欲な姿勢の根性がまとわり付いて輝く黄金の日々。
ハッピー、ラッキー、これっきり〜。あはははは。

なに「たいそうな言葉つらねだね〜」ってか。
そういう姿勢だってことよ〜。わかって。

石垣塀の側には、福木やセンダンの木が防風林として何本も並んで立っていた。
その木の高みへと移動するキーヤールー(キノボリトカゲ)を目ざとく見つけ、
他人の屋敷だろうがかまわず入り込み追った。
ときには足元の石垣が崩れて、追う側が屋敷の主人に追われるはめになる。

捕獲したキーヤールー(キノボリトカゲ)は闘鶏のようにおおらさー(ケンカ)をさせて遊んだ。
しっぽを掴んで噛み合わせをさせてるうちに、逃げたら負けだ。
シンプルなルールのおおらさー(ケンカ)だった。

なに「動物虐待だ!」ってか。
当時、そんな言葉を吐く大人は皆無だった。
デジタルのゲームも無い時代よ。

今や、この行為の現場を見られたら厳しく叱られ罰金刑だ。
この希少なキーヤールー(キノボリトカゲ)は現代では天然記念物となってしまった。
諸君、法律は厳守しましょうね。ふ〜時代は変わったのよ。

※自然の物で遊ぶときは注意しよう。

毎日、何かせずにはいられなかった。
飽くなき探求心の子ども。
え、遊びたいだけさ〜。わかって。

では、これまで。




【標準語版】は こちら
【方言・スラング版】は こちら

次の更新は 65話の標準語版 です。
初めて読む方へ → まんが少年日々記について

ブログにも掲載してます。他の漫画もあるので良かったらみてなー( ´ ▽ ` )

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?