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退職エントリー

#この仕事を選んだわけ
2021年9月30日に新卒のときから9年半勤めた会社を退職して、新しい会社に入社したので記録用に。
(写真は、過去に伊丹空港で撮影したもの。)

どこで何をしていたか?

地方都市にほど近く、都会の人が考えるレベルの田舎、ガチ田舎の人が考えるそこそこ都会のような場所にある会社で、主に組み込みコンピュータのハードウェアの開発行ってきました。
組み込みコンピュータというのは、「専門的な装置の内部で制御や演算するために使われているコントローラ(パソコンのようなもの)」のことです。ざっくり。

なぜ退職したのか?

退職に至った理由としては大きく3点あります。

1. ハードウェアの有り様についての危機感

入社した2012年当時は、ハードウェアというものに対して多少なりとも未来があると信じていました。ですが、ここ数年で、
・大規模クラウドの出現によるオンプレミスからの移行
・ArduinoやRaspberry Piなどのオープンハードウェアの出現
・中国製や台湾製の安価でそこそこの品質のある製品の台頭
など、ハードウェアの有り様が大きく変化している中で、自分の持つスキルがハードウェアやプリント基板などの物理層に偏っていることに危機感を覚えました。特に地方都市でハードウェアだけを武器にして生き残ることは難しいのではと考えました。

2. 会社と自分の目指す方向性の違い

前の会社はハードウェアの開発&製造に特化した会社のため、ただ黙々とプリント基板や搭載されている部品、物理現象などと向き合うことが求められいました。私はハードウェアだけに留まらず、システムなども含めた開発を行いたいと考えていました。前の会社では、そのような経験を得られる機会がありませんでした。
一時期、新規事業関連の製品開発の一貫で、システムやネットワーク構築のお手伝いもしていたことが、興味の方向性を変える原因だと思っています。いま思えば、あのとき転職していれば。。。

3. 待遇が上がらない

そのままです。新卒の頃から昇給というものがほぼなく、定額使い放題。
家賃補助などの手当もなく、なんかもういいかなという気持ち。詳細は愚痴っぽくなるので割愛。

今後は何をするのか?

退職日の次の日(2021年10月1日)からすでに次の会社で働き始めてるのですが、IT系の会社で特定顧客向けのシステムにおける開発要員として、ハードウェア周辺のサポートや顧客への提案活動など、前の会社ではやったことのないことなども行っています。
今の会社での仕事の魅力は、ハードウェアを入り口として、システムやアーキテクチャ全体の設計に携わることができる点です。
一方で、現在の職場ではハードウェア含めた開発や技術が分かる人があまりいない点が課題と感じています。本当にIT系に転職したんでしょうか?
そのため、周りに技術的なことを相談できない環境となるため、いろいろと大変なことが増えそうです。白髪も増えそうです。そのあたりは成長の糧となるようにポジティブに捉えているところです。(自己暗示)
とはいえ、転職したい気持ちが一度リセットされて、地方都市から首都圏で再スタートを切れたのはいいことだと思ってます。

色々ありそうですが、首都圏勤務なこと、待遇が多少なりとも上がったこと、希望通りのエンジニア生活が続けられそうなので、今のところは良い方向になってるんじゃないかと思っています。

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