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創作人生に必要な3つのこと

創作人生に必要なのはこの3つだと思う。

創る,伝える,磨く

この3つをしっかりこなすようになってから、楽しく創作活動ができている。


20代前半はほとんど創るしかやっていなかった。

当時のぼくは今よりもっとだらしない人間で、腕を磨かずに作品を創るばかりだった。素晴らしいことに感じる方もいるだろうが、腕を磨かないのでいつまで経っても上達しない。自由に描くのは好きだったのだが、基礎練みたいな地味なことは嫌だったのだ。けれど、いつまで経っても上達しないので、思うように描けずに苦しんだものだ。自分の下手さに、描くのがどんどん嫌になっていった


27〜29歳は逆に、ほとんど伝えるしかやってなかった。

伝えることに夢をみた。発信して知名度を上げれば、こんな未熟な自分にもファンがついて、好きなことで飯が食えると思ったのだ。確かに知名度はついたけど、自分が誇れる作品がなかったので先に繋がらなかったし、とにかく目立とうと騒いだだけなので、中身のない自分が嫌になり、ちゃぶ台をひっくり返してしまった。


30歳あたりから、しっかりと磨くようになった。

毎朝10分程度のドローイングをコツコツと、人体を8〜10体ほどサラッと描くだけだが、今も続けている。実は20代の頃からやっていたのだが、習慣にはなっていなかった。やったり、やらなかったり。習慣にして一年ほど経ったあたりから、「画力が上がった」と言われるようになったものだ。




創ってきたおかげで今は頭の中を7割方思い通りに表現できるし、伝えてきたおかげで、創りたいものを創るときに応援してくださる方々ができた。磨いてきたおかげで自分の下手さに絶望することなく楽しく創り続けることができている。

創る,伝える,磨く

この3つをきちんとこなしている今がいちばん、創作活動を氣持ち良く続けることができている。

どれか一つ欠けてもいけない。

3つを連結させて、循環させて、輪を少しずつ大きくしていく心象だ。


創作は、思い通りに筆を動かせないことがいちばん苦しい。頭にあるものを、時間やお金の制約や、己の未熟さによってうまく吐き出せないことを最も苦しいと感じる。

解消するためにはこの3つをコツコツ続けていく他ない。

慣れればあっという間である。

今日も少しずつ、精進するのみ。


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