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【ただ過ぎる時間に】20代大病体験記 #03

#03となった今回は、脳腫瘍と診断され、しばらくして職場で倒れ病室に逆戻りになった後の話だ。正直、意識がない時期がほとんどで時間は恐ろしく早かった。どのように手術当日を迎えたか書いていこうと思う。

「・・・」

何日も声を出さずに終わる日々。
毎日の検査の連続で疲れているのか身体の異変なのか分からない。
この時点で手術日は1週間半後と決まっていたみたいだが、
今日が何日かも分からない。

今の状況に対して分からないことが多過ぎて、
半分人生を投げやりになっていることが自分でも分かった。
景色は病院の天井だけ。

今振り返ると、この期間の撮った写真が無い。
しかも、この期間の記憶がすっぽりと抜けている。
よっぽど、脳腫瘍に対してのショックが大きかったのだろう。。

そんな日が連続してたある日
目を覚ましたら、手術室まで運ばれていた。
何回も検査で運ばれていたため、直前まで手術だと気づかなかった。
マスクを付けられ、麻酔の影響でだんだん目が開かなくなった。。
                               
ここからが、異世界だった。


13時間後に見えた世界は?(週一更新となっています)


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