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瞑想スランプになった時の対処法

瞑想のスランプ状態ってありますよね

 マインドフルネス瞑想がなかなか上手くいかない、そんな状態に陥ってはいませんか?

 特に瞑想初心者の方は、スムーズに瞑想に入れず、困っている方も多いと思います。

 また、瞑想を長期間継続してやっている方でも、ときおり、瞑想になかなか集中できないなどといった、ちょっとしたスランプ状態になることもあると思います。

 今回は、そんなときに、より瞑想に入りやすくするヒントを「ヨガの八支則」から紹介します。

なぜヨガにヒントがある?

 そもそも、マインドフルネスとヨガって何か関係あるの?と思うかもしれません。

 実は関係がとても深いんです。

 マインドフルネスの父と呼ばれるジョン・カバット・ジンは、ヨガや仏教の考えから宗教色を取り除き、西洋科学と統合してマインドフルネスを提示しました。

 ですので、ジョン・カバット・ジンの提唱する「マインドフルネスストレス低減法」のプログラムでは、ヨガのアーサナを実践する部分も存在しています。

 また、「ヨガの八支則」は、有意義で目的のある人生を送るための全体的な枠組みであり、8ステップのフレームワークになっています。

 八支則とマインドフルネスは密接に関連しており、どちらも、気づきと今、この瞬間のありのままを受け入れる感覚を培うことに関係しています。

ヨガの八支則とは

 「ヨガの八支則」は、紀元前200年頃にパタンジャリによって書かれた古文書「ヨーガスートラ」に概説されています。

 以下、8つの項目を紹介します。

①ヤマ(Yama)
 他者や周囲の世界との関わり方に関する道徳的・倫理的ガイドラインです。

②ニヤマ
自己改善のための個人的な規律と実践の指針です。

③アーサナ
ヨガのポーズをとることで、体の強さ、柔軟性、バランスを向上させます。

④プラナヤマ
 呼吸をコントロールし、心を落ち着かせるための呼吸法の練習です。

⑤プラティヤハーラ
 外部の雑念から感覚を引き離し、内側に集中する練習です。

⑥ダーラナ
 心を一点に集中させる修行です。

⑦ディヤーナ
 瞑想の実践です。

⑧サマディ
 瞑想者は、瞑想の対象や宇宙全体との一体感を経験します。これは、ヨガの練習の究極の目標です。

 まず注目して欲しいのは、8つの原則のうち、特に後半のプラティヤハーラ(感覚制御)、ダーラナ(集中)、ディヤーナ(瞑想)、サマディ(純粋な意識状態)です。

 これらはマインドフルネスの重要な側面であり、マインドフルネスそのものと言ってもいいかもしれません。

 次に注目したいのはこれらの順番です。

 瞑想の実践は、アーサナ(ポーズ)やプラナヤマ(呼吸法)の後に来ています。

 また、八支則は①から順番にやって行くことが良いとされています。

 つまり、瞑想がうまくいかない場合、その前のステップであるアーサナ(ポーズ)やプラナヤマ(呼吸法)を練習することで、瞑想しやすくなる可能性があるわけです。

ストレッチや呼吸法で先に身体を整える

 実際に、アーサナやプラナヤマは、身体の快適さ、リラックス、集中を促すことで、瞑想のための身体と心の準備をするのに役立ちます。

 瞑想の練習中に体の不快感やこわばりを感じる場合は、アーサナによるストレッチを通じて柔軟性と強さを高めることに集中するとよいかもしれません。

 同様に、呼吸に集中したり、心を静めたりするのが難しい場合は、プラナヤマの呼吸のテクニックが心を静め、リラックスを促すのに有効です。

 実際に、瞑想を中断してしまう理由として最も多いのも、体や呼吸の違和感が原因であることも多いです。

 そう考えると、本格的なヨガではなくても、ストレッチをしたり、呼吸をしっかり整えてから瞑想に入るだけで効果があるかもしれません。

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