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夏風/紅すずめ
2024年1月6日 17:04
幾度も増築された病院の迷路の様な細い廊下を歩く清潔で無駄ない空間は冷たい向かう場所へ矢印は続き溜息と不安が低い天井にこだまする生や死はいつも隣にあること遠い地の災害隣家からのSOS無力さを嘆きながらも痛さを封印したこころは実は無感動少しずつ溢れていくいずれ何もなくなるから消えそうで消えない命にへらへらと笑う君と私は双子のように育った悲しくはないんだ私では守りきれない
2024年1月2日 19:40
曇天の朝。まもなく雨が降る。新年でも、いつも変わらぬ休日何かあった訳でもなく、時折訪れるこの孤独感はいったいなんなんだろう。決まって休日の朝に纏わりつくけして、不快ではないけれど少し諦めたような寂しさ。君の顔が浮かぶ。君と知り合う、ずっと前から持っていた感覚に「切なさ」が重なり、淡い色が混じる。灰水色の空に笑顔を送る。