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#4 大人の田舎留学 懐かしさあふれる生活体験、大切な引き継ぎもの From日本

ゲストと一緒に振り返る、田舎で国際化子育て暮らしの軌跡です。

2013年のこの時期は、日本人の方が次々に訪れてくれた、今となっては珍しい時期でした。

皆さん良くホームステイというシステムを知り、訪れて来てくれたものだと感心しましたが、私も若いころにこのホームステイの仕組みを知っていたら、そこに飛び込んで、色んな体験をもっともっとしてみたかったなと思います。
が、今となっては昔の話。

だからこそ、子供たちには
『こんな方法で視野を広げられるよー』
『こんな広い世界が、色んな考え方があるんだよー』
『なんでもできるんだよー』
『当たり前はない!自分の人生を自分で考えて生きてねー』…
と伝えたいし、今なら確信をもって伝えられます。

私自身、タイムスリップをしたようなこの地、この家で、今のような生活をするなんて若いころは微塵も考えたこともなかったし、我が家を訪れた人は皆、口をそろえて『懐かしい感じー♡』と言ってくれます。

このような場を好意的に感じられるか、いやいや無理!!と思うか…

それは個人個人かなり分かれてくると思いますが、都会しか知らなかった人生だったのに、なぜか私には好意的に感じられ、わくわくした!!それは紛れもない真実でした。

特によく聞く話が、

旦那さん:『会社を辞め、農業をしたいんだけど…』
     『将来は、田舎に住みたいんだけど…』的な話
奥さん:『なにそれ⁉田舎?絶対に嫌だ!!!!!』

らしいです。(想像はできますが、我が家は違いました。笑)

子供たちにとっては、実のひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんに当たるご先祖様が建てたお家。そんな引き継ぐものを持たなかった私には、反対にうらやましい限りですし、
『ひいじいちゃん、ばあちゃんが建てたんだもんね!すごいね!!』
『広いお家好きー』と素直に受け入れてくれる子供たちを愛おしく思うのです。

不便な点ももちろん沢山ありますが、現代のお家には世界中どこに行ったってあふれていて暮らせる。でも、このようなお家には、そこにしかないものが詰まっていると感じられます。

このコロナの時であっても気にせずに子供たちがのびのびと遊びまわれ、
傷をして、土に触れて、たくさんの免疫をつけ、
1度の違いも感じられる五感を鍛え、
命の巡りを間近で見る…
少なくとも思春期になる頃まではこういう体験が貴重な学びと将来への投資になると、日本らしい暮らしをリアルに知って体験して、世界に羽ばたいてほしい、と願っています。

大人になって、それを体験しに来てくれた方たちには、色んなシェアができ、気づきを頂いたこと改めて思い起こし感謝を感じるのでした。

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