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読書休暇「今日は本を読むためお休みをいただきます」

疲れた、もう何もできない
なんにも、考えたくない
週末は体を休めるので精一杯
我慢してまた頑張ろう…社会人だし仕事だし我慢して…

そんな事を繰り返して心が少しずつ形を変え、
目から感情がこぼれては隠し、
めまいと腹痛に襲われていた時期があります

今思い返し、文字にすると、
わたしギリギリだったんだなと気づきます。
病院に行っていたら病名をつけられていたかもしれない。断定されたくなくて行けませんでした。
痛いことに気づかないようにしていた。
この時の辛さは今でもあまり人に話せません。
自分より頑張っている人がいる、ここで頑張れないのは弱い自分のせいだと自己肯定感を下げる日々でした。

あの時期を客観的に見れるようになったのは、今心に余裕があるからだと思います。
この時のことはまたどこかでnoteに書きたいな。


***


心穏やかに過ごすため取り入れているもの
それが読書休暇です。

読書をする事をあえて予定とし、そのほかの予定は全てブロックする。読書のためだけの休暇の事を 読書休暇 と私は読んでいます。

仕事に家事、遊び、旅行、習い事
親のこと、子供のこと、兄弟姉妹のこと、
学校、会社、コニュニティー、将来、お金…
あげればきりのない悩みとTODO

何も考えない『ボケっと』する、という言葉は日本語にしかないそうで
誰もがそれぞれ、何かを背負って生きています。
私も逃げてはダメと言い聞かせ色々背負っていました。

そんな時は本を開く余裕もなかった。

心の余裕が少し出て来た今
本を読むのは予定と予定の隙間時間。
途切れとぎれに読むので前の内容は少し忘れてしまって
しっかり目の前の1冊に向き合えていないことに
罪悪感を抱いていました。
きっと私が小説家になりたいから。
作者が魂を削って書き上げたものを片手間に読むのは失礼だなと感じていたからだと思います。

だからこそ取ると決めた読書休暇
この間久しぶりに堪能してきました。


朝9時に起床
仕事の日よりは少し遅く起きて
でもしっかり身支度しておしゃれして
温かい紅茶を入れた水筒と本2冊をもって出発。

近所の図書館ではなく、
電車に乗ってお気に入りの図書館へ。
ローテーブルとソファーのある席につき、
1冊目の本と向き合う。

何にも考えない。ただ目の前の本と向き合う。
最初はこれがなかなか難しくて、字を読みながらも頭の中で何か別のことも考えてしまう。
でも30分もすればもう本の中にのめり込んでいます。
1時間も、2時間も、3時間も本の中に入っていられるのはちょっと疲れるけどとっても幸せ。
こんなに連続で読めるなんて!

お昼は静かでのんびりと読書がしやすいカフェに行く。
ごはんを食べながらもさっきまで浸っていた本を思い返して
自分はどう感じているのか客観的に見てみたり。
そのあとまた図書館に戻って、今度は違う席に座ってみたり。
周りの人が読んでいる本の表紙をチラッと見てみたり。

そんなのんびりとした読書休暇は驚くほどあっという間に終わりました。



知りたいことが沢山あります。
人生経験がまだまだ少ない私は本から多くを吸収したくて一語一句噛り付くように読んでいます。
それは映画でも漫画でもアートでも。
人との会話の中でも。

吸収するには心に余裕を持つことがとても重要です。
吸収したものを溜めておく隙間です。
入る隙間がない状態、いっぱいいっぱいな状態になると
吸収したいなんて考えもしないから。
できないから。

余裕と吸収を同時に行える
私にとっては読書休暇でした。

さぁ今日はどの本を読もうかな。

そうだ!
吸収したものをアウトプットする休暇も作っちゃおうかな。

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