宝のありか

今日はとても大事なことを教えてあげよう。

宝のありかについて、だ。

それを、あなたはもうすでに持っていて

誰も奪うことができない。

目を閉じて

静かに呼吸してごらん

そう、その調子

だんだん心が穏やかになってくるだろう？

そして、観察するんだ。

その、穏やかさ、どこにある？

その、くつろぎ、どこにある？

あなたの内側に感じないかい？

それが、あなたの宝だ。

一生失うことのない、あなたの宝だ。

年老いてもなくならない

病気になってもなくならない

体の一部が欠けたとしてもなくならない。

そして、その宝は、

常にあなたの中に存在している。

ただ、自覚しにくい時と

自覚しやすい時があるだけで。

猛烈に怒っているときだって、そこにある。

苦しくて胸がギュッとなってるときだって、そこにある。

全身に痛みが走っているときでさえも

熱にうなされているときでさえも

そこにある。

常に常に、そこにある。

一生なくならず

誰もあなたから奪うことができない宝。

いつでもそこに帰ってくればいい。

あなたが最も欲しているものは

あなたの中にある。

あなたの最も欲しているものが

あなたの中にかる。

外を探す必要なんてまったくないんだ。

外を整える必要もまったくないんだ。

ここに来たら、すべて大丈夫。

ここにピントが合ったら

自分以外のものは全部溶けてなくなっていく

意味をなさなくなる。

そして、宝だけが残る。

だから、安心して戻っておいで。

さあ、ゆっくり目を閉じて。

さあ、ゆっくり息をして。