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写真を撮り始めて良かったこと

こんにちは。奈鳥です。
写真を撮り始めて良かったなと思うことってありませんか?
写真をカメラで撮るようになってからの時間はまだ浅いですが、良かったと思えることがあったのでしっかり記録していこうと思い書いています。


撮り始めるようになったきっかけ

これは最初から話すと長くなるのでまた別で投稿します。
最近撮り始めるようになったのは、以前「GRIIIxとfpの話」でしましたように、子どもの写真を写ルンですで撮った時に「写真っていいな」と思ったからでした。

加えて、冬は鬱傾向で本当に起き上がれないので、外に出る趣味があるとより良いなと思ったからでした。

四つの写真を撮り始めて良かったこと

早速本題に入ります。
写真を撮り始めて良かったことは四つあります。

一つ目は、昼間歩くようになったこと。
二つ目は、様々な人と知り合えたこと。
三つ目は、人間関係に疲弊しなくて良くなったこと。
四つ目は、生きていて良かったと思えるようになったこと。

一つ一つ話していこうと思います。

一つ目

一つ目の昼間歩くようになったこと、というのは冬に鬱っぽくなることに関係しています。
昔から冬になると良くない動きをしてしまう自分がいて(例えば不登校や退職など)、とにかく冬が苦手です。
というか、冬至が近づくと毎回良くない気持ちになるので、10数年経ってようやく「私は冬が苦手なんだな」と気づきました。
多分太陽に当たれる時間が少ないからだと思っているのですが、シンプルに寒いこともつらくて、上手く体が動かせなくなるし、考えることも重くなってしまいます。

3年前からは本格的に鬱っぽくなり、妊娠中はボディイメージの混乱で心がついていけず助産師さんに泣きつき、その一年後の冬からは希死念慮が付きまとうようになりました。
そして冬になると動けなくなるのも相まって「今日も何も出来なかった。ダメな人間だ。」と思ってしまう日々が続くようになりました。
昨年の冬はそんな感じで過ごしていたので本当に良い思い出がありませんし、昨年の今頃は「また冬が来るのが怖いなぁ。」と震えていました。

そういったところから昨年末、写真の楽しさを見つけました。
「冬で体が動かなくても家の中で写真撮れるし、なんなら少しだけ頑張って外に出られればもっと撮れるじゃないか。」
そういった思いで今年の1月にカメラを購入し撮り始めると、本当に外に出るようになりました。
家族にも「最近はよく外に出てるね!いいね!」と言われるようになって、ちょっと嬉しかったです。
本当にこれまで冬は絶対に外に出なかった(出られなかった)ため、写真を撮るために昼間に出られるようになったことは好影響でした。

今年は暖冬だったためまだ動けたのかもしれないですが、寒い日はアームウォーマーをつけるとか、たくさん着込むとか、当たり前のことですが服装での体温調節の大切さに気づけたり、どのくらい着込むかの指標が出来たりしたので、私の中では成長した部分でした。

そして春になった今、今年の冬は動けたな、と冬に対してのイメージが少し良くなったのです。
昼間歩くようになったことで自分の中での小さい成功体験の積み重ねが出来ました。これは冬が苦手なイメージ、そして動けない自分というイメージがある私にとっては本当に大切な経験だったなと思っています。

二つ目

二つ目の様々な人に出会えたことというのは、主にネット上で写真を載せるアカウントを作ったことがきっかけでした。
フォローしフォローしていただき、そこから素敵な写真をたくさん見るようになり、人柄にも触れることが出来ました。
例としてあげるならfp欲しいな〜と呟いたらfpユーザーの方が集まってくれたことです。
皆さん素敵な方ばかりですし、そんな方が撮る写真は勿論すごく良いんですよね。
初めましての方ばかりなのにほっとする感覚すらありました。

そして写真展に行くようになると、本当に様々な方に出会えるようになりました。
先日、SUPER LABO STORE TOKYOで行われていたハービー・山口さんの「Tokyo Color」に出向いた際、皆さんに私の人生相談(?)をしていただいて…ぽっと出てきた何も無い私にたくさんの言葉をかけていただき、本当に本当に嬉しかったんです。
写真を始めていなければ絶対に行っていない場所でしたし、この機会なく今後生きることになっていたかもしれないと思うと怖いと思うくらい、良い経験でした。

写真を始めてから、本当に様々な方に出会えて私は幸せです。

三つ目

三つ目の人間関係に疲弊しなくて良くなったことというのは、ここまでの私のネット上での人間関係が関係しています。

写真を始めるまで趣味のアカウントを持っていました。
その趣味というのはゲームなんですが、純粋に楽しむだけの人とゲーム内での優劣を人間関係にまで反映してくる人と、大まかに分けて2種類いました。
後者に出会うと本当に最悪で、日々生きていく中にゲーム内での話や人間関係で悩まなければいけなくなるのです。
仕事や家事育児するだけでも考えることが多いのに、もっと考えなければならなくなって疲弊していました。

写真を撮っている方、写真が好きな方は勝ち負けとか優劣とかつけるなんてそもそも考えていない方が多いと思っています。
だから写真を撮り始めてから、写真のアカウントを作ってから、人間関係に疲弊することが無くなって思考がスッキリしました。

写真を撮っている方の中にも、というかどういう所に行っても、きっと物事の優劣などで関わってくる方もいると思います。
ですが、私は運良く、またまだ日が浅いこともあり、そういう方には出会っておりません。
いつか出会うかもしれませんが、私の中では写真に優劣は無いですし、自分の写真は大好きですし、他の方が撮る写真も大好きです。
勿論してはいけない構図(例えば首切りや串刺し)とか、そういうものは別です。
写真は常に物事を平等に写しています。
平等に写すものを触っている私も全て平等に見ていたいなと思っています。

四つ目

生きていて良かったと思えることはいっぱいありますが、直接関わってくるのは写真を撮る時に目に映るものです。

冬になると希死念慮が付きまとうと書きましたが、本当に「じゃあ死んでみない?」とじわりと選択肢に出てくる日々を生きていました。死にたいなと思うのではなく、病的に死ななければと思っていました。

それがカメラを持って街に出て撮るようになってから、見えるものがきらきらと輝いているように見え始めました。
この感覚は昔、声優を目指していた時に感じたものに近く、なんというか、全てに対してここまで存在している物語を感じ、私もその中の一つであり、いま一緒に生きている嬉しさを感じられるのです。
ここまで言うと大袈裟ですが、本当にそのくらいの気持ちになって全てがきらきら輝いて見えるのです。

写真を撮る時はこの感覚を常に味わうことが出来ます。
そして、きらきら輝いて見えるようになってから病的な希死念慮は去りました。
たまに私ってなんなんだろうと思う時もありますが、それは出会ってくれたカメラ、写真、風景、人、全てが私に存在している意味をくれるおかげで、すぐに私は私なんだと思えるようになったのです。

そして生きていて良かった、と思えるのです。

おわりに/生きることが難しいと思っている方へ

私は写真に出会っていなかったらもっと空虚感で満ちて、生きる楽しさも見つけられず、ただただ生きる意味を急いで見つけようとして疲弊する、というのを繰り返していたと思います。

だから出会ってくれた方たちには本当に本当に感謝しています。
本当にありがとうございます。
またいつかお会い出来る時が会ったらお会いしたいです。
一緒に写真を撮って写真のお話をしましょう。
緊張して変な話をしてしまったらごめんなさい。

そして、2-30代で生きることが難しいと思っている方がもしいたら…。
生き急がなくて良いんです。
生きることは大変ですが、茂みの中でも森の中でもただ歩いていけば、ふりかえるとそこには立派な道が出来ているのだと教えてもらいました。
存在しているだけで意味があるのです。勿論付加できるものがあればそれはそれで良い事なのですが、そういうものがなくたって存在しているだけで意味があるのです。
そして、付加できるものがないと思っているだけで他の人から見たら持っているものは何かあるはずです。
とりあえずのんびり生きていきましょう。

長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。
よくX(Twitter)やInstagramにいますので、よければ覗いて見てください。

ようやく暖かくなります。
花粉は憎いですが、たくさん写真を撮って健やかに生きていこうと思います。

奈鳥

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