見出し画像

写真を振り返る-1

こんにちは。奈鳥です。
最近、noteに何を書こうか悩んでいました。

いまの自分が書けるものを書き切ってしまったな、と思ったのが原因です。写真を撮るきっかけや、写真を始めてよかったことなど、割と密度の高いものを書いたことで、何を書けばよいかわからなくなってしまいました。

ですが、noteを定期的に書いていきたいという気持ちは残っていました。
そこで撮った写真を振り返って見ていくといったものを書いてみようと思います。
写真はいっぱいありますからね。

この日はイケダサトルさんの「天国のことは誰も知らない」という個展を見に行った日でした。
その頃、写真展を見に行くようになってすぐの頃で、写真をただひたすらに撮っていた時期でした。

写真のことは好きだけど、何がどう好きなのかわかっておらず、それでも生きるために写真を通して世界を見ることが必要になってきていたと思います。
たまたまTwitterで見かけた個展でしたが、行かないと後悔すると思って向かいました。

当時のポストには「心がじんわり暖かくなりながらも、脳裏に焼き付く感覚」と書いてありました。

優しいだけの写真ではここまで記憶に残らないと思います。
生きることへの問いが散りばめられている気がしました。
なんとなく生きていては勿体ないなとも思いました。

そんな気持ちを抱きながら歩いた帰り道にて撮った写真たちを紹介します。

新宿御苑の道にあった、根本だけが残り切られた木。
木のことはよくわからないけれど、
中から腐ってしまったのかな?と
想像できるほど大きい穴が開いている。
それでも根は残り、木が存在したことがわかる。
自分も生き抜いたあと、こうやって何かしらのあとを残したいなぁと思った。
この日は雨が降っていた。
傘を片手に持っていると、
マニュアルでフォーカスを合わせるのが難しかった。
それでもスカートとスニーカーと、
横断歩道やリフレクションのリズムが好きで
写真を撮った。
ガラスの扉越し、階段に
金属の棚と壊れたコーンが見え、
ガラスに向かいの建物の明かりが映っていて、
「なんかいいな」と思ってシャッターを切った。
これが平らな床に置かれてたら、
撮ろうと思わなかったと思う。
私はいつも「なんかいいな」で写真を撮っている。
私は昔からビニール傘が好きだ。
なぜなら前が見えるから。
昔、イギリスに住んでいる人は
折りたたみ傘を常に持ち歩いているから、
日本の映画でビニール傘が出てくると驚かれる、
というのを聞いたことがあるけれど、
ビニール傘は見通しが良いし、
雨粒も見られて良いところもあるのにな、と思った。
歩いていてふと向こう側を見たら
女の子が大人用のビニール傘を持って歩いていた。
突然の雨だったから保護者が買って渡したのだろうか?
それとも、大人の傘が持ちたい!と言って、
保護者の傘を持ってみたのだろうか。
わからないけれど、ビニール傘越しに見える女の子が
かわいらしく映って写真を撮ったんだと思う。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も写真を振り返る記事を書いていく予定です。
週一投稿、がんばります。

カメラ:SIGMA fp
レンズ:Voigtlander NOKTON classic 40mm f1.4

奈鳥

この記事が参加している募集

#カメラのたのしみ方

55,188件

#振り返りnote

85,359件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?