【旅人/アケイカリン】会いたかった人めぐり

札幌の恵庭という街にある、アグラクロックという喫茶店で友達になったかりんという友達がいる。アグラクロックは、ゲストハウス開業合宿でお友達になったずーちゃんがやっている、癒しとワクワクであふれた喫茶店。

かりんは、初めましてのそのタイミングで私に愛と尊敬の眼差しを向けてきた18歳の女の子。
あんまり話す時間もない中で、バイバイの時間の間際、私にぎゅっとハグをしに来て小さくて可愛い声で「出会ってくれてありがとう」
と伝えてくれた。

その一言になんだかグッと来てしまった。
こちらこそ、出会ってくれてありがとうの感謝の気持ちであふれた。
アグラクロックを作ってくれたずーちゃんへの愛と感謝の気持ちもあふれていた気がするよ。

それから数カ月後、かりんは高校を卒業し、はじめて一人旅に出た。
アグラクロックで出会った日本各地の人に会いに行く旅をしていた。
かりんは、恵庭で出会った人のリアルを旅を通して見ていた。
感じること、出会うこと全てを大切にリュックにしまっているように見えてその姿はとても愛おしいものだったな。

そして一昨日、かりんは遊びに来たよ！と言ってうちに来た。
かほちんの家に2泊することが目的なの！ゆっくりしたい！といって、ゴロゴロニコニコケラケラ二泊三日の時間を過ごして帰っていった。
また来たいよ、11月にまた来ていい？🥺
といっていた。

いつでもおいでね。

浦和にはなにもない。私の毎日に、ただかりんは合流していた。別に特別な場所に連れて行くことはなかったけど、私がいつもいっている場所、お気に入りのカフェ、喫茶店、タピオカ屋さんに行ったね。
私の毎日の暮らしに、目をキラキラさせてついてきて、ニコニコしながら喜んでくれていた。

ガイドでもない、暮らしでもない、会いたい人に出会うたびはこういうことだと教えてもらった。

会いたい人に出会うたびをしていた側から、会いにきてくれる側になっていた。
不思議だけどそれはとても嬉しくて、私の未来のゲストハウスのイメージがグッと明るくなった。

ありがとうかりん☺️

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