萩尾望都さん
お正月に放送されていた100分de名著のスペシャル、萩尾望都さんの特集の後半(前半気づかず見逃した・・・)を録画したので見た。
「ポーの一族」名前だけは知っていたけど、とにかく絵が美しい。かわいい、じゃなくて美しい。宝塚で演じられていたのがすごく分かるわ、とため息。
そこで萩尾さんが話していたことで心に残ったことが。
日本の教育的文化背景に、できない子や失敗した子は「心がない」とする風潮がある。だから、馬鹿だとか死んじまえとか簡単に言う。けれど、その子たちにも心はある。本当はそういうことを言われたら悲しい。
それを、ポーの一族の主人公に託し、描いた、と。
すごく、すごく、胸がきゅーっと苦しくなった。自分に言われている言葉なんじゃないか、と。
子供時代はずっと浮世離れしていた。それを、なんとか足を地につけて踏みとどまる術は学ぶようにはなったけど、でも、どこか違う感じが全くないとは言い切れない。
じんわりと、あたたかく感じた。私は、私らしく、私の根幹は変わらず、少しずつ成長していく。
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