障がい者枠≠管理部門・バックオフィスだから
最近スープダイエット中のぶた野郎です。
私はほぼほぼ新卒で障がい者枠で仕事を始めたため、障がい者採用枠=管理部門だと考えている節がありました。
すなわち「フロントオフィスはスケジュール面でハードになりやすいので、バックオフィスで自分のペースで集中してできる方がいい」という発想です。
でもこれは大きな間違いでした。しかも管理部門で働いてから初めて気づくという…
確かに障がい者枠はバックオフィスもあるのですが、それと同時に営業職や(IT)コンサル職等に就く人も多い。noteを書いていらっしゃる人でも色々な方がいらっしゃいました。障がいは多様なので確かに障がい者枠=バックオフィスはステレオタイプというか単なる偏見でした。
就活をしていた時に見えていなかったものもあったので、今回はそれを書いてみます。
障がい者の配属
まず大前提として新卒で採用されると、どこに配属されるかは決まっていません。
いわゆる「配属ガチャ」ですね。障がい者枠でも新卒は新卒なので配属は明確には分かりません。(身体障がいの方で外回りはできないけど、内勤営業で活躍という選択肢もありますし、ADHDで凄腕のコンサルになった方もいます)
障がい者枠=バックオフィスというイメージは、大手企業グループの特例子会社から来ているもの
だと思われます。
特例子会社はグループ企業からの業務を請け負う形になるので、管理部門の仕事が多いです。
それでも特例子会社はまだまだマジョリティではないので、管理部門以外の配属も十分あり得ます。
自分のペースでできるから管理部門?
冒頭でも話した自分のペースでできるから管理部門の方が良いという意見ですが、これは違っていました。
管理部門でもノルマはないものの、デッドラインがありしかもそれが複数同時進行になることが多いです。特に会社の運営に関することそして誰かがやらなければならないことがまわされやすいので、仕事の種類は多くなりやすいです。
私が経験した人事労務と総務のお仕事でも、ヒト、モノを調整管理するのでルーティン化された業務もあれば、突発的な業務も多かったです。
自分のペースで出来るというのは会社の部門・業務というよりも、事業内容や社風の方が大きいかと思います。
(効率的なワークフローを実現できているかなど…)
配慮があればフロントオフィスもバックオフィスもミドルオフィスも関係なく人は働ける
効率的なワークフローと言うと、例えば仕事が一人に偏らないように明示的なシステム化、属人的な仕事を減らすなどがあります。
実際に営業がどのようにカスタマーと向き合っているのか、管理部門がどのように会社の効率的な運用をしているのか、長期インターンだけではなく、OB訪問や就労以降支援など、勉強できる機会があります。だからこそ就活をしている時にもっとしといた方がよかったなと自分でも思います。
会社の方針によってこれは合わなさそうとか、これは合いそうとかあったので、色々見ておく方がベストだなと…
フロントオフィスも怖くない、怖いのはブラック企業
フロントオフィス、特に営業が怖いというイメージは、飛び込み営業や数値化しやすい目標など、その環境かなと思います…
だから営業が怖いのではなく、ブラック企業が怖いのだと…
もちろんその環境で成長できる人も障がい者含めたくさんいますが、そうでなくてもフロントオフィスで働くことはできます。
自分のできること、適性は正直学生のうちではわからなかったので、障がい者枠で営業やコンサル職があった場合、チャレンジしてみるのもいいですね。
それでも、人事労務や総務といった管理部門で働いている今の自分も大好きです
神楽坂養豚場
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?