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withnews新作コラム掲載のお知らせと、病院でのある出会い

withnewsに新作コラムが掲載されました。

今回は、意外と語られることの少なかった(?)、下半身まひ障がい者の排泄障がいについて、敢えて詳細に語り、考えてみました。お時間のある時、みていただけたら幸いです。


昨日は病院でした。そこで数年ぶりに知人の老夫婦に出会いました。夫さんがほぼ全身まひで持病があり、車いす生活。妻さんの方は健常者です。

妻さんの方はお変わりありませんでしたが、夫さんは妻さんに呼び掛けられても、車いすでうつろな表情のまま、私に振りかえることもありませんでした。数年前には妻さんに対して「はやくしろ」「なにしてるんだ」と、いつも刺々しい口調で話すのが常でした。でも昨日はもうそんな体力気力も失われてしまったみたいでした。

もしかしたら、これが未来の自分の姿かもしれない。そんな想像をしたせいかはわかりませんが、そのあとひどく疲れて、帰宅後すぐ眠りにつきました。しばらく眠りたかったのですが、それでも自己導尿の時間には目が覚めるのです。みずからに命じられたみたいに重いからだを引きずって、トイレに向かいました。

まだ生きろ。堕ちるな。からだがそう言っているような、そんな気がしました。



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