シベリア鉄道の楽しみ方

画像1 モスクワから日本へ、実は電車で帰ってきたりしていました。途中下車ありで11日間(電車は合計7日ほど)、ロシア電車旅の様子です!
画像2 しゅっぱーつ。
画像3 車内、2等寝台はこんな感じです。2等寝台とは開放寝台。つまり一番安い寝台。上下のベッドが縦横に並んでいます。ロシア人の大きさには割と合っていません。
画像4 ぺったんこのお布団が枕を巻くように丸めて置いてあって、自分の席に行くと検札(乗り込む前にもあります)と同時にきれいなシーツと布団カバーと枕カバーが渡されます。
画像5 お布団を敷いてあれこれ手の届くところにセッティングしてこんな感じに。ベッド部分がぱかっと上に開くので大きい荷物はそこに入れてしまいます。
画像6 寝てみるとこんな景色。上の寝台はめっちゃくっちゃ狭く……上の人は寝てるか、下の人に「ここ座らせてー」と言って座らせてもらうかのどっちかです。
画像7 上の写真の窓そばの座席、ベッドが縦向き(進行方向と水平)になるところはこんな感じに。テーブルがくるんと下に回ってベッド状になります。説明が難しい……
画像8 なんといってもロシアの電車といえばこれ!ロシア語でサモワール、言ってしまえば湯沸し器です。24時間いつでもいくらでもあつあつのお湯が出てくる魔法の道具。お茶が大好きなロシア人はティーバッグを山ほど持ち込んでこれでお茶をたしなむのです。あと、ご飯のカップラーメンとかのインスタント食品もこれで。
画像9 紅茶はあるけどカップがない!という時でも、「カップ貸して」と乗務員さんに言えば貸してくれます。スプーン付きで!耐熱ガラスと金属のカップホルダーがロシア風なのです。
画像10 車窓からは延々こんな様子。ちなみに車内は夏なら冷房、冬なら暖房が効いているので結構快適です。
画像11 モスクワを経ってだいたいまる1日で、ヨーロッパとアジアの境目、エカテリンブルクに到着です(駅には数時間に1回停まります)!
画像12 電車が止まると人がわらわら。外の空気を吸いに出たりお買い物したりタバコ吸ったりと理由は様々。電車が停まると冷房も止まっちゃうんですよね。停車時間は駅によって、3分だったり60分だったり。
画像13 長めに停車する駅だと、ホームに物売りの方が待ち構えていたりするのです。これは毛皮の商品を売る方。7月に買う人もいるもんなんでしょうか。
画像14 僕はベリー売りのおばあさんからラズベリーを!でっかいカップで200ルーブル(300円くらい)でした。
画像15 他にもこんな感じで。奥からピロシキ(揚げたパンみたいな)、ゆで卵、黒いビニールがひまわりの種、その隣の金色の棒はチーズ、残りの入れ物に入ってるのはペリメニ(ロシア風ゆで餃子)。空の入れ物もペリメニだった様子。
画像16 別の時のものですが、ペリメニを買ったところ。ひとつ20円くらいです。
画像17 ホーム上にも売店はあります。これは小窓のところから「◯◯くださいな」というスタイル。
画像18 これは中に入って買うスタイル。夏の時期だったのでアイスが人気でした。
画像19 駅の売店で買ったもの。ホットドッグ……的な……
画像20 これはホームのレストランでテイクアウトしたもの。ロシアというよりは中央アジアっぽい感じの民族料理ですね。サモサ(揚げパンみたいな)とプロフ(ピラフ)と、ピーマンにご飯とか肉を詰めて蒸したもの、です。
画像21 モスクワから何kmというのが時折立ててあります。ウラジオストクまでもう少し!
画像22 極東ハバロフスクでは停車時間が最長の60分でした。駅を出て駅前のスーパーで買ってきたものです。左手前のサラダは「ハルビンサラダ」って名前でした。ちなみに右のカップはインスタントマッシュポテト。粉末状のじゃがいもが入っていて、お湯を入れてかき混ぜるとマッシュポテトができます。
画像23 そしてそして深夜に到着ウラジオストク!モスクワから9288km、ホームには「やったね」の碑があります。
画像24 ざっくりシベリア鉄道。延々乗ってきてこれを見ると感慨深いものがあります。
画像25 明けるとこんな感じ、ウラジオストク!坂がいっぱいの港町でした。
画像26 あっという間だったような、長かったような電車の旅。ウラジオストク空港からは飛行機で成田へ飛びました。右の”ТОКИО”が「トーキョー」。えらく近くまで来たもんだなあとこれはこれで感慨。

本とか買います。