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西から東に来た光は今、東から西へ

 昨日、日本を代表する情報関連の会社の社長と、中国についての話になった。
 社長いわく、
「中国人は、民主主義は最悪の政治体制だと見ている。コストも時間もかかり過ぎるということでね」
「確かに、大きな国土と人口をかかえる中国政府にとっては、最悪の政治体制なんでしょうね。しかし、習近平が退任すれば、良くなるのでは?」
「いや、彼は死ぬまで引退しない。さらに彼の奥さんも権力を持ち始めている。へたをすれば21世紀の西太后になるかも知れない」
 と言う社長の話。そこで私は社長に、
「日本の縄文時代が一万年の間続いたと言うことは、人類史上から見ても大変なことだったんですね」
「しかも一万年の間、文明として大きな進化が無かった。感慨深いね」
 日本の平和も危ういかも。
 中国の富裕層は、どんどん国外に資産を移し、家族を移住させている。さしずめ彼らにとって日本は手頃な避難先となっている様だ。
 人口減少の問題も、日本の政府高官が気がついた時には移住してきた中国人によって解決しているかも知れない? それも時代の趨勢と受け入れるしかないのだろう。中国人たちが中国人としてのアイデンティティを確固たるものにしなくては、問題は解決しないだろ。
 そのアイデンティティを再構築するために、虫食いだらけの中国の歴史文化を再構築し、再認識しようと言う動きが、大きなうねりとなって日本に押し寄せて来ているようだ。

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