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【連載小説】雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう

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毎日、自分に関する周囲の記憶がリセットされる男の話。自分の記憶だけは変わらない。
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#記憶

雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう【23】

明代の存在を否定されて、僕は途方に暮れていた。 僕と明代の記憶は何だったのだろう。 明代…

蓮
3年前
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雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう【8】

一番古い記憶は何だろう。 僕は目を閉じて思い出す。 岩の上だ。 海の中に立っている岩。 …

蓮
3年前
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雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう【5】

僕は、井の頭通りの、だらだらとした坂道を登っていた。 坂の途中から、前方にモスクの玉ねぎ…

蓮
3年前

雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう【2】

ひとりで生きていくことは出来なかった。 仕事をしなくては食べていけなかった。 人と関わら…

蓮
3年前
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雨の日の水溜りで遊んだのはいつの頃だろう

子供の頃、雨の日は長靴を履いていた。 道路の所々には水溜まりがあって、長靴は濡れなくて平…

蓮
3年前
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