自分へ、クラウドソーシングやるなら仕事は選べ
命令形のタイトルだと主語がデカいなと思ったので、自分宛の手紙とすることにしました。
7〜8年くらい前のわたしへ。
クラウドソーシングサイトに登録して、なんとカスみたいな仕事の多いことかとおののいていると思います。
そうです。そこにある仕事で、あなたのできる仕事の96%はゴミカスインターネットデブリ生産業です。
もっとハイレベルなスキルを身につければ良い仕事場になるかもしれません。でもあなたには専門的な知識はほとんどなく、ただ「息をするように文章が書ける」才能があるだけです。
文章がほしい人は思ったよりどこにでも、たくさんいます。
でも、あなたの良識と美学に照らして「書いてよい文章」を求めている人は、ほんのわずかです。
良識や美学なんぞめしの種にもならん、邪魔でしょうか?
捨ててしまわなくては仕事にならないでしょうか?
たとえそうだとしても、良識と美学を捨てたあなたは死にます。
だから、あなたは「自分が書いてよいと思える文章」を求めている人を慎重に、根気強く探さなくてはいけません。
「書きたい文章」は自分で書けばよい。でも、仕事だからと「これを書くのは倫理的にどうか」と思うような文章を無理して書いてはいけません。あなたはそれを割り切れません。
案外とそれは探し方しだいです。思いがけない角度から活躍の場が見つかります。
例えばいまのわたしは動画台本を書いています。ここも、クラウドソーシングサイトにあがってくる案件のほとんどは「書いてよいと思えない文章」です。
単純に「書きづらい文章」もあります。キャラクターの口調や掛け合いは、もう少しその業界に慣れた人に任せて良いでしょう。
動画の題材を慎重に見定めてください。ザッと眺めて「ネトウヨとスピ系ばっかじゃん……」って引かないで。探せばまともなチャンネルの仕事も、4%くらいですがあります。
あとあなたR18書けるから頑張って書いてポートフォリオ作りなさい。
以上!未来は明るい!ゆかいにたのしく貧しい貴族をやっている7〜8年後のはとさんより。