有用だけど侵略的外来種指定。 イタドリの効能と活用法
草note第3弾はイタドリ。
有川浩さんの「植物図鑑」の中で出てきて名前は知っていたので、散歩中に見つけてテンション上がりました。
作中では皮をむいたら、生でも甘酸っぱくて美味しいとの事だったので食べてみようとしたんですが、
硬い。
調べると食べごろはもっと若いころだそうな。
イタドリについて
イタドリはタデ科の多年生植物。
「蓼食う虫も好き好き」で出てくるタデ科ですね。
ここに出てくるタデは柳蓼という苦くて辛い葉のことで、それを好んで食べる虫もいることから
他人の好みを理解できないこともある
好みは人それぞれ
という意味で使われます。
繁殖力がすごくて、アスファルトも押しのけてどんどん増えていき、他の植物を押しのけてしまうことから、「侵略的外来種ワースト100」に指定されています。
やや湿った場所を好むようで、河川敷などに多く生息しているそう。
芽を出す頃は赤みがかったアスパラガスのよう。
この頃が食べごろらしいです。
イタドリの効能
イタドリは「痛取」とも書き、痛みを取る傷薬として使われていたのが由来。
イタドリに含まれるレスベラトロールというポリフェノールの一種が痛みの緩和や血行促進、抗酸化作用を引き起こすようです。
乾燥させた根は虎杖根(コジョウコン)という生薬として利用され、利尿作用による膀胱炎や月経不順、閉経の治療に効果的とのこと。
虎杖根(コジョウコン)として使う際は、地上部が枯れ始めた10~11月頃に根を掘り起こして使います。
虎杖根(コジョウコン)をお風呂に入れることで湿疹や美白にも効果があるとのことです。
以上のような効果があることから、サプリメントとしても販売されています。
イタドリの活用法
料理に使う
アクを抜くことで様々な料理に使うことができます。
少し温めて皮を剥いだ後、
1. すぐに使う場合
お湯であく抜きした後一晩水にさらす(煮過ぎるとドロドロになるので注意)
2. 長期保存する場合
塩漬けして重石で水分を出し、冷凍保存。
使う前日から水にさらし、塩分を抜く
のどちらかであく抜きし、酢味噌あえや味噌汁、炒め物などに使えます。
若芽はそのままでも炒め物や天ぷらなどで美味しくいただけるそうです。
イタドリジャム
よくお菓子やジャムとして使われているルバーブ。
これもイタドリと同じタデ科なんです。
イタドリもジャムにすると酸味があって美味しいそうです。
イタドリ茶
根っこを乾燥させ、煎じて飲みます。
以上、イタドリについてでした。
今年は食べれませんでしたが、来年は若芽のうちに収穫して食べてみたいと思います!
この記事が参加している募集
感想を聞かせてくれるのが一番のサポートです◎