行政書士が、VR外国人相談るーむ『キイテ』を主催してみた。
VRChatで外国人向けの相談イベントを主催
私は、ソーシャルVR(もしくはメタバース)のVRChat内で、毎週火曜日22:00~23:00(JST)、日本に在住する外国人の方、これから日本で生活する外国人の方に向けた相談イベントを主催しています。
このイベントで私は行政書士として、外国人の在留資格や行政の手続などについて相談を受けています。
見学や雑談での参加も歓迎で、相談だけでなく交流の場としても利用していただけたらと思っています。
このイベント会場となるワールドも自分でunityと格闘しながら構築し、12月にいわゆる”ラボ抜け”(一般公開)しました。(建物などアセットは購入しました。)
2022年11月8日から始めて既に2か月を経過しましたが、当初は相談どころか、見学参加の方もほとんどなく無為に過ごすことも多く、昨年末の回ではまったくの0人という寂しい結果に。
こんな状況だったので、開催時間の変更や回数を減らそうかと思っていた矢先、今年に入ってからようやくイベントらしい数の参加者が見えました。
相談や運営を手伝って頂ける方(サポーター)、フレンドからのご紹介の方、イベントカレンダーを見て参加していただ方などもあり、一安心。
まだまだ大賑わいとまでは行きませんが、少しずつ認知されてきた印象です。
そもそもなぜこのイベントを行おうと思ったのか
私がこのイベントを行おうと思ったきっかけは、VRChatを始めたばかりの2022年10月頃、医師、看護師、理学療法士などの医療従事者の方々が、「VR医療相談集会」というイベントを行っていることを知り参加してみたところ、普段病院でしか会わない医師に気軽に(しかも無料で)医療相談できるということで、「VRChatすごッ!」と感激し、自分もVRChatでやってみたいと思ったことにあります。
また、そもそも行政書士としてVRChatで何ができるのかを模索してみたいという気持ちもあり、まだ誰も挑戦していないなら自分がやってやろう、ほとんど勢いで始めました。
VRChatを始めたばかりで、unityすら触ったこともないのに。
個人的には、ハイスペックなPCとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使うユーザー(いわゆる「PC勢」)だけでなく、Meta Quest単体で利用するユーザー(いわゆる「Quest勢」)も気軽に参加できるようにすることは必須と考えて、四苦八苦しながらなんとかQuest対応も行いました。
(Quest対応をしないと、Quest勢のユーザーはイベントに参加できない。)
ちなみに自分のアバターもQuest対応しましたが、Quest用のデータ制限に対応させるのに非常に苦労しました。正直もうアバターはいじりたくない・・・笑
結局、Meta Quest2を買ったのが2022年の8月中頃、アバターを作成してVRChatにアップロードしたのが9月頃、VRにハマってハイスペックゲーミングPCを購入したのが10月末頃、そしてそのままワールドを作ってすぐにイベント案内を始めました。我ながら思いついてから行動に移す勢いだけはあります笑
キイテの今後
少しずつ参加者も増えてきた感じなので(とはいえ、まだ年始初回に多く参加していただいただけなのだが)、当初予定どおりに週1の同じ時間で続けようと思います。
目標としては常時20名ほどの参加者(相談、見学含め)が集まるイベントに育てたいと思います。
できれば税理士、弁護士、社会保険労務士、司法書士などの他の法律専門家や通訳者の方にも参加していただき、幅広い相談に対応できるようにしたいです。
(VRで相談してみたい方は是非お声がけください。)
また、相談対応以外にも、運営をサポートしてくれる「サポーター」制度も作りました。
現在、相談時の案内やイベントポスターの掲示、ワールド構築のアドバイスをしていただける方にサポーターになっていただいています。
これからのソーシャルVRの世界は楽しみしかない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?