米バイデン大統領が歴代類を見ないトンでも大嘘な一般教書演説を行った(2023年2月7日)

アメリカ大統領であるジョー・バイデンが2023年2月7日にアメリカの連邦議会の上下両院合同会議で一般教書演説を行った。
バイデンほど、嘘を嘘で塗り固めた演説を行った大統領は他にいなかったのではないだろうか。
それにもかかわらず、筆者の予想通り、大手メディアはバイデンの一般教書演説を大絶賛した。


一般教書演説とは、アメリカの大統領がアメリカの連邦議会の上院および下院の両議院の議員に向けて、現在のアメリカの政治的課題認識について演説を行うものである。
一般教書演説は毎年、年初に行われるもので、慣例として一月の最終火曜日に行われることが多いのだが、大統領の問題意識が語られることから、とても重要な演説である。
2023年はいつまで経っても一般教書演説が行われないので、「どうしたのかな?」と筆者は思っていたところだが、期待を裏切らないバイデンは様々なとんでも内容の演説を行った。

なお、今回の一般教書演説はホワイトハウスがライブ配信を行ったのだが、視聴者は1300人程度であった。
現職の大統領ではないトランプ前大統領が頻繁に行っているラリーライブは少なくとも十数万人がライブ視聴し、筆者がライブ参加した最大規模のライブは200万人以上が視聴していた。
これが果たして「2020年のアメリカ大統領選挙において歴代最高の8000万票を獲得した」という大統領なのだろうか。
不正選挙の状況証拠はそこらかしこに転がっているようだ。


今回、バイデンが一般教書演説で語った内容は、あまりにもツッコミたくなることが満載であったので、いくつかのメッセージを上げながらツッコミを入れていこうと思う。

①前大統領トランプから大統領職を引き継いだ時、中国の力は増し、アメリカは落ちぶれていたが、バイデン政権になってアメリカは建て直した

ここまではっきりと嘘がつけるのは、本当に凄いと思う。
嘘つきもここまでくると凄いとしか言いようがない。
バイデン政権に入る前、世界中で紛争は落ち着いており、トランプ政権下においてアメリカは一度も戦争をしなかった。
トランプ政権下においても中国の力は増し続けていたが、それはオバマ&バイデン政権の8年間で基礎を気付いたものであることを忘れてはならない。
オバマはありとあらゆる中国の世界の蛮行を見て見ぬフリをして放置しながら、中国と協力して私腹をこやした。

トランプ政権下ではインフレ率は1.4%と低位で物価は落ち着いていたが、バイデン政権が誕生してから、バイデンは化石エネルギー産業を破壊して大量の失業者を出すとともにエネルギー価格が高騰した。
エネルギーや物価の高騰によってアメリカの庶民の生活は困窮していった。

国境は破壊されて大量の不法移民がアメリカに流入することで、治安は最恐に悪くなっていった。

バイデンは劇的にアメリカを破壊する政策をわざと強硬し続けており、その事実は多くのアメリカ人が認識している。
だからこそ、バイデン政権が誕生して即、「Let's go Brandon(くたばれ、バイデン!の意味)」という言葉が流行となったのだ。

②物価を上げようとする奴がいるなら、私は断固として拒否する

あらゆる産業を破壊し、物価を上昇させる政策を導入することで、1.4%のインフレ率を一気に8%とも9%とも上昇させたのはバイデンである。
アメリカ人でそれを知らない人はほとんどいないのであるが、このセリフを断言できるバイデンは凄い人なのだと改めて思わざるを得ない。

③習近平を変えることのできる指導者の名前を言ってみろ!(わたし、バイデンしかいないだろう!)

バイデンほど、歴代大統領の中で中国の国家主席と親しい者はいなかっただろう。
バイデンは確かに習近平に近い人物ではあるが、しかし、バイデンは習近平の奴隷に近い。
バイデンが不正選挙によって大統領の地位に就いた時、真っ先に習近平が「私のおかげで大統領になれたのだから」とこぼしたのは有名な話である。

④われわれには少なくとも10年間は石油が必要だ!

バイデンがこの言葉を語った時、共和党員から大爆笑を呼んだ。
そして、バイデンの後ろに座っていたカマラ・ハリス副大統領は苦笑をした(バイデンとカマラ・ハリスは民主党員)。
画面には映っていなかったが、他の民主党員もカマラ・ハリスのように苦笑していたのではないだろうか。
グリーンエネルギーを推進するとしか発言して来なかったバイデンの口から、この言葉を聞けるとは驚きであった。

⑤私は歴代大統領の中で最多の雇用を創出した

統計とは集計方法によっていくらでも偽装工作が出来るものだ。
伝統的な計測方法で行えば、最も雇用を奪ったのがバイデンであろう。
一方で、大量の不法移民をアメリカ国内に呼び込み、不法移民に対するバラマキ政策を行ってきたのがバイデンだ。
そのバラマキの事を「雇用創出」と呼ぶ場合には、明らかにバイデンは歴代最多の雇用を生んだといえるだろう。


相変わらず、覇気のない演説を行うバイデンであった。
これほどまでにブーイングだらけの一般教書演説がかつてあったのだろうか。
このような演説をもって、素晴らしい演説であったかのように報道できる日本の大手メディアについても、バイデンと負けず劣らず、凄いと筆者は思う。
ここまで平気で嘘をつけるようになれば、もうそれは人間とは言えない存在に成り下がってしまったと憐みの念を抱かざるをえないのである。


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