共産主義の誕生は実は何千年も前からであり、人類の歴史は共産主義との戦いでもある

共産主義は19世紀にカール・マルクスによって提唱され、「みんな等しく平等に幸せになろう」というスローガンのもとで既存の金持ちや権力者を暴力で打ち倒し、独裁者の指導の下で「みんな等しく奴隷になる」というものである、というのが教科書的な共産主義の説明だ。

共産主義はその後、「新自由主義」とか、「グレートリセット」とか、「新世界秩序」という名前に変えられ、様々な為政者たちが「共産主義で行こう」という印象の悪さを払拭するために作られた言葉だ。

言ってしまえば、「さぁ、みなさん。あなたたちは独裁者様の奴隷になることが最も幸せだから、皆で喜んで奴隷になりましょう!」などと言って、「はい!わかりました!」というほど、大衆は馬鹿ではない。
だが、ちょっと言葉を変えて、説明の仕方を変えれば多くの大衆は騙されてしまうほどには馬鹿なのである。
それは、多くの大衆が共産主義者による支配に対して、それほど警戒していないことが大きな要因なのだ。

共産主義の正体は、「ありとあらゆる倫理観を捨て、ありとあらゆる宗教を信じることなく、独裁者に奴隷支配されるのが最高の幸せである」という、狂信的な宗教なのである。


人類の歴史を紐解けば、実は共産主義と言うのは別に19世紀に突然、カール・マルクスによって生み出されたものではない。

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