岸田文雄が経団連を使って「力強い賃上げは心強い」と語ったからくり

岸田文雄は恐ろしいまでに権力への執着が強い。
何の能力もなく、上司に可愛がられることだけによって、今の総理大臣という地位を手に入れたにもかかわらず、一度手にした総理大臣という地位をいかなる手段を使っても手放さない工作を行い続けている。

世界の支配者たちの顔色をうかがって売国政策をばく進させ、ありとあらゆる利権作りに励み、利権によって得た金を裏金させ、自らの権力を確固とするために悪用し続けている。

権力にしがみつくためなら、国民に対してどのような嘘をつき続けることもいとわない岸田文雄。
国民がどんな声をあげても、「検討に検討を重ねて検討する」といって無視する岸田文雄。
国民が生活するにも苦しんでいることを知っているにもかかわらず、増税、増税、増税、そして、増税だけを実行する岸田文雄。
「国民の声に耳を傾ける政治」といいながら、ここまで国民を踏みにじることのできる岸田文雄だからこそ、「サイコパス岸田文雄」と呼ばれるべきであろう。


岸田文雄がこれまで掲げた経済政策と言えば、「資産運用によって所得を倍増する」政策であり、その実態は「生活資金を株式投資にまわし、株式投資というバクチによって何とか収入を倍にしろ」という、政策とも言えないような、単なる「クズの独り言」程度にしか評価できないものだった。
生活の苦しい多くの国民は、株式投資に資金を回すほどの「余裕資産」はない。
株式投資というのは、十分な余裕資金を投入し、長期投資で行わなければならない。
このため、株式年に回せるくらいの十分な余裕資産がなければ株式投資を行うことはできず、そのような株式投資によって所得を倍増するためには少なくとも、何千万円もの余裕資産がなければ難しい。
殆どの国民は「何千万円もの余裕資産を拠出する」ことなどできず、岸田文雄に馬鹿にされているのである。


国民を豊かにするための政策など、全く関心がない岸田文雄だが、その岸田夫雄が2024年3月13日に経団連のトップらに向けて、「昨年を上回る力強い賃上げの流れができていることを心強く思う」という、とても興味深い発言をした。


現在も日本社会全体の賃金は上昇していない。
岸田文雄が言う「力強い賃上げの流れ」とは何か。
今現在、大企業に対する賃上げ圧力が行われている。

筆者はいわゆる大企業と呼ばれるグループで働いているが、昨年あたりから突然、「政府の賃上げ方針に従い、年率で2%の賃上げを実施します」とのアナウンスがあり、1年毎に基本給が2%増やされ続けている。
これが実際、いつまで実施されるのかはわからないが、これが筆者が属する企業に留まらず、経団連に所属する大企業でだけ行われていることが想定される。

一般に、大企業かつ輸出企業は消費税による大規模税還付を受けているため、これを原資に見せかけだけの賃金上昇を演出することは可能だろう。
賃上げが可能な一部の大企業にだけ、賃上げを強制し、それをもって見せかけの「力強い賃上げの流れ」を作り出している。
多くの国民は相変わらず、低賃金で苦しんでいるにも関わらず、サイコパス岸田文雄はこうやって嘘をつき、更なる増税を続けるのである。


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