スコットランドの首相がイスラム教徒になったことから学ぶこと

2023年3月28日にスコットランドの首相にイスラム教徒のハムザ・ユーサフが就任した。
ユーサフは祖父母がパキスタン人で、1960年台にパキスタンからスコットランドに移民してきた移民三世である。


昨年、イギリスでもインド人が首相になるということが起きた。
イギリスという国も長年、移民を大量に受け入れてきた国だ。
20年前には既にイギリスのロンドンで交通機関に乗ると、純粋なイギリス人と思われる者の比率は低く、黒、白、黄色と様々な肌の色を持った人種が混ざり合っている姿が見られるのが通常であった。
だがその頃から、移民を多く受け入れることによる弊害が発生している一方で、イギリス人とそれ以外の人種を区別することはあたかも差別をするかのような話題として、人種の違いを話題に出すことは禁句のような空気が形成されていた。


イギリスは近年、欧州連合から離脱するという決定をし、その際の最大の決断理由として、「無制限に受け入れなければならない移民を止めること」であった。
長年、移民を大量に受け入れ続けてきたイギリス人が移民問題に対して出した答えが、「欧州連合からの離脱/Brexit」という形で、移民に対して「NO!」を突きつけたのだ。

そんなイギリス人にとって、「インド人がイギリスの首相」となったことに対してどう思っているのだろうか。

世界の支配者たちであるグローバリストたちは、世界を統一して世界全体を統治するため、各国を破壊する政策を一環して貫いており、「人種差別の禁止、多様性の受け入れ」というスローガンのもと、世界各国に移民の受け入れを強制することで、先進国を中心に各国が「人種のるつぼ」状態になった。

われわれは「人種差別はいけない」ということが体に染みついているため、心では「インド人だから」とか、「中国人だから」と思ってはいけないことはわかっている。
だが、ある日突然、日本の総理大臣がインド人や中国人になったらどうか?
売国政治家の筆頭である河野太郎を筆頭に、多くの政治家は移民を大量に受け入れる政策を推し進めている。
岸田文雄などは、歴代の首相の中で急速に外国人を移民として受け入れることを前提とした政策を急速に推し進めている。
その行きつく先が、「イギリスの首相がインド人になった」ことや、「スコットランドの首相がパキスタン人になった」ことが現実味を帯びてくるのだ。

そして何よりも、「スコットランドの首相がイスラム教徒のパキスタン人になった」ことについて、われわれは想定しておかなければならない問題がある。
それは、宗教の問題である。

イスラム教という宗教はイスラム教徒に、「全ての事はイスラム教の教えに従って行わなければならない」ということを基本としており、「全ての事」の範囲には政治も含まれる。
つまり、イスラム教徒の人が非イスラム教国の政治家や国家元首となってしまった場合、彼らがイスラム教の教えに則った方向へ国の政治を変えてしまう可能性さえあるのである。

日本は「神の国」、すなわち、「神道を基礎とした国」であり、それは聖徳太子の前の時代から続いており、聖徳太子が十七条憲法を定めたときから明文にされ、長い伝統の中で守られ、受け継がれてきている。
聖徳太子が十七条憲法で定めたのは、仏教などの他の宗教も国として受け入れ、争うことなくお互いの宗教信仰や信条を尊重しつつ、国の運営は「神道とする」ことを定められてきた。
まさにそれがグローバリストによって崩される日が現実化した出来事がスコットランドで起こったといえるのである。



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