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ドイツ、2つのコロナアプリ
こんにちは。フランクフルトのYokoです。
日本のみなさんは厚労省の新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) はもうダウンロードされましたか。私はドイツ版をインストールしています。
ドイツでは6/16から「コロナ警告アプリ(Corona-Warn-App)」をリリース。6/25地点では1300万ダウンロードを記録しました。ドイツの人口は8302万人なので約15%がダウンロードしたことになります。日本のアプリは432万ダウンロード。人口の4%くらい。
また最近ドイツ以外の欧州各国のAppストアからもダウンロード可能になりました。(AT, BE, BG, CZ, DK, FR, LU, NL, PL, RO) ダウンロード数はもう少し増えると思われます。
仕様については以前書いたドイツのウィズコロナ の回をご覧くださいね。
ちなみにアプリの中身はこんな感じです。最初はドイツ語表記でしたが英語に変えられました。
もしですが、私がコロナ検査を受けて陽性であった場合、かつそれを知らせたい場合ここからQRコードやPIN コードを入れます。使わないでよいことを祈りつつ。
なかなか順調な警告アプリですが、これとは別に4月初旬に ドイツ連邦政府の感染症研究機関であるロベルト・コッホ研究所(RKI) からリリースされた健康データの寄付を募るアプリがあります。
そちらは50万にとどまっていますが、当初は20万ダウンロードが目標でした。当初個人情報の取り扱いについてやバグがあり色々メディアをざわつかせたこともありましたが、警告アプリの前にこのアプリのリリースあったから、地ならしできた側面もあるのではと思います。
ただしこのCorona Datenspende コロナダーテンシュペンデ アプリは警告アプリと全く違うコンセプト、コロナウイルス感染を予測するためのデータ提供を目的にしているので採集データはRKIに集められます。
何のデータをシュペンデ(寄付)するのかというとスマートウォッチの健康データです。居住地の郵便番号、体重データ、安静時脈拍数、睡眠、運動データ、体温などです。身につけているスマートウォッチ、また管理アプリにより提供可能なデータが異なります。私は例えば体温は測定していないのでデータは提供されません。
RKIでは定期的にブログで分析結果を公表しています。まだ居住地、安静時の脈拍数など基本的なデータ分析で刺激的な結果は公表していませんが、市民の協力を受けた貴重なビッグデータを分析する取り組みは始まったばかり。今後は運動量と脈拍の変化をビッグデータとして分析することで感染拡大の予兆を探っていくようです。5月、6月と月初にレポートが上がっています。
6/2地点でダウンロード数は515,374。
最近では残念なことに食肉加工工場など局所的なアウトブレイクは断続的に発生しています。もし正しいデータを収集しているなら数字に現れるのかもしれません。
ちなみにアプリ中身はこんな感じです。
スマホに下記のアプリが入っていれば
verbinden 接続ボタンを押してデータを寄付します。私は以前Garmin を使っていましたが卒業したので今はApplehealthのみです。
こちらのページは寄付した日数と、Covid-19を理解する研究にデータくれてありがとね、データは適切に大事に使うね。咳エチケットに手洗い、2m離れて(政府の最低推奨1.5mより長め)気をつけて。と言ったことが書いてあります。
コロナ警告アプリも気になりますが、データとしてはこちらのアプリで全独からとれたデータをRKIがどう予測に役立てていくのかという意味でとても興味があります。
今後も注目したいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊
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