「空気」に「流される」、とはどういう状態か
それはズバリ、論理的な説明があるにもかかわらず非合理的な合意に同意することです。
「空気を読む日本人」を書いた西川(2020)は
日本人は「議論の対象にならぬ空気の決定」に支配されるというのである。ゆえに、「論証がどれほど整合的であり、説得力のある実証が示されても、最終的には場の空気がすべて決めてしまうのである。そして、場の空気と論理性が食い違った時には、日本人はは空気に従い、特にその場の人々にコミュニケーションが成立していれば、無言のやりとりで合理性のない決定にも同意す