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教師と「空気」

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日本独特の「空気を読む」力と教育の関係性について考えます。
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#教師

「できたらすごい」 けど のあとの空気

私は教師時代に色々と提案をして管理職や同僚に「できたらすごいけど、、、」と言われたことが…

Kae Takaoka
9日前
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「空気」は辻褄が合わないこと

どこかで書いたかもしれませんが、「空気を読む」とは「自分の意見と異なることを選択すること…

Kae Takaoka
3週間前
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空気とその問題、空気を変えるには:カギは教師の主体性

教師の働くブラックな環境が注目を浴び出してしばらく経ちます。ニュースでも教師の多忙さに注…

Kae Takaoka
9か月前
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教師と「空気」とは その4

教師と「空気」とは その1 その2 その3 の続きです。ちなみにこれは先日、世間学会で発…

Kae Takaoka
11か月前
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教師と「空気」とは その3

教師と「空気」とは その1 その2 の続きです。ちなみにこれは先日、世間学会で発表したも…

Kae Takaoka
1年前
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教師と「空気」とは その2

教師と「空気」とは その1 の続きです。ちなみにこれはは先日、世間学会で発表したものの抜…

Kae Takaoka
1年前
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教師と「空気」とは その1

アメリカの大学院で教師と「空気」を研究しています。その過程で見えてきた空気の姿の一部をシェアします。ちなみにこれはは先日、世間学会で発表したものの抜粋です。 日本の空気を読むという習慣はかなり一般的に使用されてますが、アカデミアでは息を潜めています(それこそ空気を読んでいる 笑) つまり、「教師」と「空気」に関する文献はほとんどありません。 しかし、「教師」が「学校の雰囲気」に「左右されやすい」という記述は山ほどあります。教師イメージが強ければ強いほど、バーンアウトの確

キケン!「こども(生徒)のため」論

こんにちは。 私は、アメリカの大学院で日本の公立学校の特殊性について「空気を読む」といっ…

Kae Takaoka
1年前
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「個」と「学校エトス」と「空気」

今の教育現場におけるテンションのありかはこれに尽きます。 私が教師として幸せになれ無かっ…

Kae Takaoka
1年前
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海外経験が活かされない日本の教育現場、は本当だった(のか)

私は2019年度にワシントン州へ派遣教員として1年間赴任し、公立高校🇺🇸で1年勤務しました。…

Kae Takaoka
2年前
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#153 「絶対化」を生み出す空気

小学校では当たり前のように転出入がある。環境が変わる子どもも、転居の手続きや引っ越し準備…

shigara
2年前
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教師としてのテンション(緊張):なぜ教師として幸せになれなかったのか?

教師として長く日本で働く中で、私は「幸せ」ではなかったと思っています。もちろん生徒は可愛…

Kae Takaoka
2年前
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「空気」を読む、をコンピテンシーにするには

空気を読むという行為は確かに「能力」です。 人の気持ちや意図を「積極的」に考え、感じ取る…

Kae Takaoka
2年前
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「空気」に「流される」、とはどういう状態か

それはズバリ、論理的な説明があるにもかかわらず非合理的な合意に同意することです。 「空気を読む日本人」を書いた西川(2020)は 日本人は「議論の対象にならぬ空気の決定」に支配されるというのである。ゆえに、「論証がどれほど整合的であり、説得力のある実証が示されても、最終的には場の空気がすべて決めてしまうのである。そして、場の空気と論理性が食い違った時には、日本人はは空気に従い、特にその場の人々にコミュニケーションが成立していれば、無言のやりとりで合理性のない決定にも同意す