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教師と「空気」

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日本独特の「空気を読む」力と教育の関係性について考えます。
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#学校

「できたらすごい」 けど のあとの空気

私は教師時代に色々と提案をして管理職や同僚に「できたらすごいけど、、、」と言われたことが…

Kae Takaoka
3日前
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「空気」は辻褄が合わないこと

どこかで書いたかもしれませんが、「空気を読む」とは「自分の意見と異なることを選択すること…

Kae Takaoka
3週間前
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教師と「空気」とは その2

教師と「空気」とは その1 の続きです。ちなみにこれはは先日、世間学会で発表したものの抜…

Kae Takaoka
11か月前
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教師と「空気」とは その1

アメリカの大学院で教師と「空気」を研究しています。その過程で見えてきた空気の姿の一部をシ…

Kae Takaoka
11か月前
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キケン!「こども(生徒)のため」論

こんにちは。 私は、アメリカの大学院で日本の公立学校の特殊性について「空気を読む」といっ…

Kae Takaoka
1年前
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「個」と「学校エトス」と「空気」

今の教育現場におけるテンションのありかはこれに尽きます。 私が教師として幸せになれ無かっ…

Kae Takaoka
1年前
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教師としてのテンション(緊張):なぜ教師として幸せになれなかったのか?

教師として長く日本で働く中で、私は「幸せ」ではなかったと思っています。もちろん生徒は可愛い、授業は楽しい、英語が好きになって来れたら嬉しいし、それ(だけ)がむしろ教師としてのやりがいでもありました。 でもずっと長い間「私でなくても良い仕事」をずっとしている感覚はありました。もちろんできたことも、やり遂げたことも、挑戦できたこともあります。しかし根底には「私」としての能力や「私らしさ」をずっと出せずにいる感覚がずっと私の教師人生を下支えしていたのも事実です。それによって達成感

「空気」を読む、をコンピテンシーにするには

空気を読むという行為は確かに「能力」です。 人の気持ちや意図を「積極的」に考え、感じ取る…

Kae Takaoka
2年前
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「空気」に「流される」、とはどういう状態か

それはズバリ、論理的な説明があるにもかかわらず非合理的な合意に同意することです。 「空気…

Kae Takaoka
2年前
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「空気」という名の暴力

すでに何度か書いてきましたが、「空気を読む」時の「空気」とは人々が盲目的に真実であると信…

Kae Takaoka
3年前
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「空気を読む」力を「批判的思考」力に変える方法

あなたは、無意識にでも「空気を読む」ことに費やしていませんか。 そんなあなたのメンタルを…

Kae Takaoka
3年前
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EIと空気

  「空気を読む」感覚は、空気をあまり読む習慣のない外国から見るとやはり日本人のこの感覚…

Kae Takaoka
3年前
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空気を理解すれば自由になれる

「空気」と教育については色々と考えてきました。「空気」について考え、知ることで私自身がだ…

Kae Takaoka
3年前
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成熟した社会にふさわしい「空気」のあり方

空気を読む事に頼ることのの弊害については色々と整理ができてきました。 「空気」として科学的根拠や批判的思考に基づかない「前提」を絶対的に信じる(信じるしかないと信じる)ことは、信じたいことしか信じないことを大衆の力で可能にしてしまうような社会になるということです。 山本七平の書いた「空気の研究」では負けると分かっている戦争に向かわせた「空気」の存在について何度も触れています。違う(Fake)だと分かっているのに言い出せない、そうするしかない、という「空気」を作っていく様は