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空気を理解すれば自由になれる

「空気」と教育については色々と考えてきました。「空気」について考え、知ることで私自身がだいぶ楽にれたなと思うことがあります。

下の記事の「学校の課題」にも書きましたが、大切なことは私たちが支配されている「空気」という存在に気づく事です。

どのような「空気」に支配されているとあなたは思っているか
誰が生み出す「空気」を読まなければならないとああなたは思っているか

ということはまずハッキリさせましょう。それもできるだけハッキリと意識するといいと思います。

具体的に説明できる時は、その空気を読む行為がもたらす結果についてよく考えてみて下さい。

しかしよく説明できない時は、立ち止まってみてください。
それは、あなたが「空気」がある、と信じているだけかもしれません。

それは、もしかしたら空気を読まないといけない「世間」だとあなたが決めているのかもしれません。

鴻上さんの本「空気」と「世間」では、その様子をうまく説明しています。(この本はもっとたくさんの人に読まれることを願っています。読むと日本の空気の存在が見えるようになります⭐︎)

世間というのは、あなたの生活に直接影響を与える存在ですよね。世間体、世間が許さない、など世間がもつ威力を表す言葉はたくさんあります。そのために自分にも影響のある持ちつ持たれつな関係の「世間様」は大切にしなければなりません。「世間」は自分に影響力を持つ小さな社会なのです。鴻上さんは「空気」とは世間を構成する要素のいくつかがかけたものだと言います。つまり、世間自体が壊れ始めているのです。マンション住まいの人は、すでにご近所づきあいがなく昔と同じレベルの「世間」は存在していません。

この「空気」や「世間」という考え方を学校に当てはめてみてはどうでしょうか。

💫 何があなたにとっても「世間」・「空気」だと定義できますか。
💫 その「世間」はどのような人で構成されていますか。そして「空気」は誰が作り出していますか?

あなたが「世間」だと思っているフィルター(メガネ)を取り払ってみると見える世界は違いますか?

私は、この「世間」フィルターを外してみると、心がとっても楽になりました。心のベクトルが「世間」に合わせないといけないから「私はどうしたいんだろう」に変わるのです。

例えばスーパーのレジで聞きたいことがあっても聞けないことありませんか。エレベーターに乗ってきた人に挨拶できないこと、ありませんか。
声をかけたい時にできないのはあなたの中にある「世間」フィルターのせいです。レジの人やエレベーターに乗ってきた人はあなたの「世間」に属さない「社会」に属している人ですから、日本人は自動的に「声をかけないでいい」と思うのです。これが、知り合いの人がレジをしていたり、エレベーターに乗ってきた場合には異なる対応になるのはそういうことです。誰にでも声をかけたり社交的な人は、このフィルターが薄いのでしょうね。

ぜひ、皆さんも「世間」と「空気」の存在を意識的に探してみてください。

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